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そらるSIDE
配信中のこと
今日はたまたま家で配信をしていた。
インターホンがなった。
そ「俺ウーバーしたっけ?
ちょっとまってて」
俺は配信をミュートにしてモニターの方へ歩く。
画面には予想外の人が立っていた。
そ「どうしたの?」
貴「ごめんなさい、アポなしで来ちゃいました
配信してたのに本当にごめんなさい」
そ「とりあえず開けるから入っておいで」
そう言って俺はAを部屋に通す。
俺は長くミュートにするとリスナーが騒ぐと思い
ミュートを外して連絡きてるわと言いながらAにLINEを送った。
そらるごめん。すぐ配信終わるからリビングで待ってて
A気にしないでください!私も配信聞きたいので笑
そらるじゃあ何試合かだけやる。
そ「ごめんね。なんかバタバタしてて
今日知り合いが来るの忘れててさ、その人が今来た。
だからちょっとだけやって配信終わろうかなーと思います。
ごめんね」
>>>気にしないでくださいー!
>>>大丈夫ですよー
>>>知り合いの方が来てるのに配信していいんですか?
そ「それは大丈夫。配信してていいですよーって言ってくれてて配信見て待ってるって言ってた
いつも結構応援してくれるんだよね
本当にありがたい」
そ「ランク少しやるわ」
俺はいつも通り喋りながらランクを上げていく。
結局1時間ほど配信した。
そ「じゃあ今日はここぐらいで終わっときます。
今日の夜はそらまふ配信があるのでよろしく。
じゃあ、おつですー」
俺は配信を切り確認した後リビングへ向かった。
そ「ごめん。遅くなった!」
しかしいつもの「大丈夫ですよー」は聞こえなかった。
リビングでスマホを握って眠るAがいた。
俺はブランケットをそっとかける。
そしてしばらく寝顔を見つめていた。
今日はなんで来てくれたんだろう
まぁ会えるから嬉しいんだけど
俺はそっとAの髪を撫でる。
そ「なんで俺の配信見て寝てるの?
ちゃんと最後まで見ててよ」
俺はふっとAの持ってきた荷物をみた。
そこには小さな花束があった。
もしかしてアルバムのお祝いに来てくれたの?
Twitterでリスナーのコメント見たりお祝いしてくれるのを見るのも嬉しいけど
好きな人にお祝いしてもらうのはもっと嬉しい
俺はAにキスをする。
貴「・・・らるさん?」
大きな目が開きキラキラ輝く瞳が俺を見つめた。
そ「ごめん、起こしちゃった?」
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ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (1月26日 18時) (レス) @page42 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
sara - めちゃめちゃ楽しみにしてます! でも、無理だけはしないでくださいね! (2021年12月5日 18時) (レス) id: 63ec0a6d16 (このIDを非表示/違反報告)
寝野好子(プロフ) - saraさん» saraさん、呼んで下さりありがとうございます!!その言葉だけで頑張れます!!次回作もよろしくお願いします!! (2021年12月4日 14時) (レス) id: 754316c313 (このIDを非表示/違反報告)
sara - 完結おめでとうございます!忙しくて読むのが遅くなってしまいました・・・。すみません・・。とても楽しみにしていた作品なので終わってしまうのは寂しいですが、次回作も楽しみにしています!夜遅くに失礼しました。 (2021年12月2日 23時) (レス) id: 63ec0a6d16 (このIDを非表示/違反報告)
寝野好子(プロフ) - ぱららさん» ぱららさんありがとうございます!そう言ってもらえてすごく嬉しいです♡もし良ければ次回作もよろしくお願いします! (2021年11月4日 9時) (レス) id: e874d7bd5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寝野好子 | 作成日時:2021年9月11日 23時