なにわ女子がおりまして 【23】

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永瀬side


俺の腕の中で泣くAは、俺じゃない違う男を思って泣いてる




永瀬 ｢今日会ったらちゃんと仲直りしいや｣





嘘、ほんまはそんなこと思ってない

このまま仲直りしやんと俺に縋ってて欲しい






A ｢んっ、、が、ばるっ、、、｣







けど今、Aの目にはきっと恭平しか映っとらんから








永瀬 ｢んじゃ涙止めて、帰る準備せな｣



A ｢え、、？｣


永瀬 ｢1回家帰った方がええやろ？服、昨日のままやし｣




A ｢あ、、そっか、、、｣







朝帰りなんて知れたら俺、なにわ男子から総攻撃喰らうかも







永瀬 ｢あ、やべ大吾にバレてる。伊織くんやな、、｣

永瀬 ｢Aー、大吾がAと連絡つかないってうるさい｣




A ｢え？なんで、、、あ、電源切れてる｣



永瀬 ｢自分で切ったんやで｣



A ｢、、、ぜんっぜん覚えてない｣







起動するスマートフォン





A ｢、、、｣



永瀬 ｢静かに置くな(笑)｣


A ｢や、やって、、通知が鬼すぎ、、お兄無理怖い、、、｣




永瀬 ｢不在着信38件(笑)ウケる(笑)｣







さすが重度のシスコンお兄様、心配性にも程があるわ






永瀬 ｢あ？てかなんで伊織くんにバレたん？｣



A ｢毎日LINEしてるから｣





永瀬 ｢あっ、、そゆこと｣







こっわ、なにわ男子より警備ガチガチやん








A ｢恭平、、から｣


永瀬 ｢きてた？｣




A ｢うん、、｣




永瀬 ｢ま、そりゃそーか｣








ほぼ拉致に近い感じでホテル連れてきてしまったもんな







永瀬 ｢はよ行くかー｣


A ｢え、廉も来てくれるの？｣




永瀬 ｢ん？当たり前やん送ってくって｣



A ｢あ、、ありがとう、、、｣








あーもう





永瀬 ｢こら。そんな顔したらあかんやろ。告られてふった男にその顔は禁止な｣



A ｢え、いや、、どの顔かわからんし｣






永瀬 ｢その顔や〜！｣





A ｢いひゃっ！！ひきれふ！！(ちぎれる)｣



永瀬 ｢がははっ(笑)｣





A ｢マジ最悪加減知らんのかアホ｣









ふられたってもうええわ

ずっとAとこのままずっと変わらずに、今までの楽しい時間過ごせるなら

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