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Episode.22 ページ23

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きっとそれは、テツヤ君が今日言っていた事。


『赤司くんが、あなたに会いたいと言っていたので…』


赤司くんが、私に会いたい…


「なによ、何か思い当たる点あるの?」

「…まあ、うん。」

「別に無理にとは言わないけどさ。あんたの気持ちが少しでも軽くなるなら言ってよ」

「…うん。」


その優しい言葉に私は一つ呼吸を置き、すう、と空気を吸ってぶち明けた。


「テツヤ君から…赤司くん、私に会いたいって言ってたらしくて。
きっとあの頃についてだと思うんだけどさ」

「うん、そっか。話してくれてありがとう」

「ううん」


少しの沈黙が私達を襲う。

正直、今のこの空気に私は少し抵抗の気持ちがあった。

どんな事を聞かれるか怖い、って言うのが本音。


私から視線を逸らした和奏は、ぼーっと厨房で働くシェフを見つめる。


何を言われるのかな。


ぐっ、と手に力が入り、彼女の名前を口に出そうと唇を開こうとしたら、ねぇ。と和奏が声を出した。

その目はしっかり私を見つめている。


「Aはどうしたいの?」

「…私、はっ」

「うん」

「…確かに、話したい、と思ってる。
あの時の事ちゃんと話して、仲直りして、さ。
前みたいに仲良くなりたい、かな?」

「うん、そっか。そうだよね?」


私の話をこんなに親身になって聞いてくれる友達はきっと和奏や大輝。

そして、キセキの世代(みんな)


本当、私って今まで幸せだったんだなあ。


「でもっ…」

「でも?」

「…今の私では、彼と向き合って話す事なんて出来ない」

「うん。じゃあどうしたらいいと思う?
このままじゃ、時間だけが過ぎてくよね?」

「どうしたらいいんだろう…」

「そんなの簡単じゃない。
私や大輝、キセキの世代(あいつら)を巻き込めば良いのよ。
あんた達の事だから、きっとみんな協力してくれるに決まってる。」

「…いいの?」

「もー!私がそう言ってるんだもん!!
みんな、いい、って言ってくれるって!」

「ごめんね、本当にごめん…っ」

「そんな思い詰めるなって!
ほら、もうこの話終わりにしてご飯食べよ!
私待ちすぎて腹減りすぎてるんだけど!!!(笑)」


メニューを開き、私にそう言う和奏。

泣きそうになった目を必死に堪える。


やばっ、涙出そう。


「ごめん、和奏。ちょっとトイレ」

「はーい、行ってら〜」


ピロンッ


Aが席から外れたすぐに、和奏に一通のメールが入る。


「ん?…誰だろ、」


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羅夢(プロフ) - スカビオサさん» あ、ほんとですね!!!ご指摘ありがとうございます助かります! (2017年5月30日 7時) (レス) id: da06b6f43d (このIDを非表示/違反報告)
スカビオサ(プロフ) - 天ノ弱は曲名なので、天の邪鬼だと思います。意図的でしたらすみません。 (2017年5月30日 2時) (レス) id: b80a207be1 (このIDを非表示/違反報告)
あんぽんたんこ(プロフ) - 羅夢さん» お話さっき書きました笑 駄作なんですけど…笑 ありがとうございます´`* (2015年8月3日 20時) (レス) id: 715647ff88 (このIDを非表示/違反報告)
羅夢(プロフ) - あんぽんたんこさん» 赤司君とのお話書いてるんですね♪嬉しい、仲間が出来た感じがします。(*^^*)ぜひ、お友達になりましょう!!! (2015年8月3日 20時) (レス) id: 6d912d8097 (このIDを非表示/違反報告)
あんぽんたんこ(プロフ) - 羅夢さん» はい!´`*自分始めたばっかりで不安がいっぱいで、お友達希望してもいいですか?図々しくすいません。 (2015年8月3日 20時) (レス) id: 715647ff88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:羅夢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/soraland2  
作成日時:2015年8月3日 14時

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