【小説】能力者の通う学園【募集企画】 (ページ40)

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第40話「京都と奈良」哥欲祟ページ40

竜牙side

｢京都、か…｣

まあ、日本人でも外国人でも一度は行ってみたいところだろう

｢ま、ほんとに定番だけど…良いとこなんだろうな｣

密かに楽しみにしていた修学旅行

親睦を深める、なんて俺には難しいだろう

…だが、まあ歴史には興味あるし、色々見てえな…

…どこに泊まるんだ？
…マリンピアとか…か？

確か詩織は小学校の修学旅行で京都に行った時、マリンピアに泊まったんだったか…

まあ、綺麗であればどこでもいいか

修学旅行の話が終わり、また教室が騒がしくなる

俺は溜息を吐いて、教室を出た

詩織side

少し体調は良くなった

楽に喋れるようになったくらいで、まだ咳は出るけどね

安静にしとくか～、もう教室からは出ないようにしよう…迷子になっちゃう←

｢それにしても、京都か～

何回も言ってるし、泊まるとことか観光スポットとかほぼ分かるんだけど…｣

多分自由行動だろう

多分というか絶対←

中学生の修学旅行もほぼ自由行動だったし

高校の修学旅行も、結構楽しかった

まあ高校は海外に行ったんだけどね

｢んー、誰と回ろうかな
醂とかな、それとも竜牙と…かな｣

でも竜牙、嫌がりそう…

別に気にはしてないけどね、確かに男の子は世話焼かれたくないだろうし

でもこればっかりは私の性格であり癖にもなってきてるから仕方ない…

｢じゃあ繭ちゃん？桐斗？｣

…あの子達はもう誰かと回りそう

桐斗は…うん、例え桐斗含む大勢で回ったとしてもどっかに消えてるわ

どうしよ…後で考えるかな…

奈良も楽しみだな～

鹿公園とか行くんだろうなあ

大仏様、見に行くんだ…
…

家族に会いたいってお願いしようかな

いや、会おうと思えばいつでも会えるし、やめておこう

｢はあ…誰と回るかねえ、もういっそボッチで回るか…？｣

修学旅行でボッチは厳しいけど、まあなんとかなるでしょ…！

うん！←

――――――

…作者(哥欲祟)は京都住みです←