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医者が見えなくなった瞬間、
俺は緊張の糸がプツンッと切れたかのように
膝から崩れ落ちた。
さ「ジェル!!」
こ「どうしたの?!」
る「大丈夫ですか?!」
『みんなぁ、俺、おれぇ、グスッ、こわかったぁ。グスッ』
泣きながらそう言うとみんなが抱きついてくれた
『俺、りいぬが死んじゃうかもって、グスッ、思ったら、ッハァ、いてもたってもいられなくって、グスッ』
さ「大丈夫、ジェル。俺はジェルがいなかったらテンパって何も出来なかった。」
る「僕だって、ジェルくんが指示を出してくれなかったら何も考えられなかったです。」
こ「僕もジェルくんが言ってくれなかったら運転手に話しかけようなんて思わなかったよ。」
さ、る、こ『本当にありがとう。』
「うわああああああああん😭」
俺は5分以上泣き続けた
さ「大丈夫か?」
「大丈夫、ありがと」
さ「医者も早期の延命措置が良かったって言ってただろ?だからあんまり自分を責めるな」
「わ、分かった。」
その後俺たちはすぐに莉犬の元に向かった。
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作者名:ラムネ | 作成日時:2022年11月1日 17時