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ジェルside

6時間後

外はもう明るくなってきていた


しかし、手術室前の雰囲気は暗く、空気が、重い


俺たちは昨日の夜から一睡もしていないが、


寝るなんて呑気なことしている状況では無い


"なんで莉犬が?俺が、俺が事故にあってたら…”


なんて自己嫌悪に陥っていると、


ウィ-ン


ドアが開き、医者がでてきた

「莉犬は、莉犬は大丈夫なんでしょうか?!」

医「落ち着いてください、」


「あっ、すみません、」



医「今から莉犬さんの状態について話すので、みなさん落ち着いて聞いてください。」


すとぷり-莉犬『はい』


医「莉犬さんは一命は取り留めました。早期の延命措置が良かったのでしょう。」



"良かった”



そうホッとしたのもつかの間


医者が「しかし、」とつなげる



医「莉犬さんは脳を激しく損傷しており、目を覚まさない可能性が高いです。」



みんなの顔から笑顔が消えた



医「さらに、脊髄も損傷しており目が覚めても障害が残る可能性が高いです。」



しばらく沈黙の時間が続く



「………でも少しでも、ほんのちょっとだけでも、莉犬がまた俺たちと歌える可能性があるなら、俺は待ち続けます。」

さ、る、こ「俺も/僕も」


医「莉犬さんはいい仲間を持ちましたね。では僕はこれで。莉犬さんは集中治療室にいるのでぜひ会いに行ってあげてください。それでは、」


すとぷり-莉犬『ありがとうございました。』


俺たちは深く、深くお辞儀をした

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作者名:ラムネ | 作成日時:2022年11月1日 17時

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