【銀魂】空から女の子が降ってきました。18

第六百九十七訓 ページ7

すると耐えきれなくなったのか……銀時君がガシッ、と月詠ちゃんの腕をを掴んだ。






銀時「さっさと降りろっつってんだ！！！」



月詠「っ！」






…………って、待って。それやばくない？





今月詠ちゃんは銀時くんに大して一種の催淫剤を仕込まれているような状態。


触れられなんてすれば月詠ちゃんの性格なら＿＿










.











月詠「わぁぁぁああああ！！！！！！」











＿＿＿＿＿＿ドガッ、！！！











まあ案の定、ドキドキし過ぎたのかパニックを起こした彼女は銀時くんを思いっきり突き飛ばした。


それによりひっくり返る銀時君。お大事に。






そうして私はただ、そんな月詠ちゃんと銀時君の二人にお大事に、ご愁傷さまですと声をかけて終わるつもりだった。




終わるつもりだったのに、本当の悪夢はこれからで。







.










＿＿＿＿＿＿ガシャァァァン！！！！！









.










銀時君が倒れた衝撃で＿＿荷車がひっくり返る。



そうして空高く舞い上がった沢山の愛染香。わー……沢山のハート型がー…………








(…………って、あれ？待って…)








もしかしてこれ……かなりヤバいのでは？






月詠「あっ、」






月詠ちゃんも我に返った様でハッとしている。私も段々冷や汗をかいてきた。


元々荷車に乗っていた大量の愛染香、それは……






『あー……はは』






運がいいのか悪いのか。
丁度うなぎの蒲焼の出店を開いていた所に落ちていき。



うなぎを焼く用の七輪へと、吸い込まれて行った。



まあ、そんなこんなで愛染香はお香な訳ですよ。そんなお香が火種に突っ込んで行ったら、分かるよね？










「ギャァァァァァ!!!!!!」




「火事だァァァァァァ!!!!!!」











一気に辺りは大量の煙だらけ。吉原中に広がるのではないかというくらい激しい。


そして周りの人達全員パニック、パニック、カオス。まあヤバイって話ですよね。







(……このままだと、ここら一帯の人達…全員愛染香嗅いじゃうんじゃ…っ？)












……………………。










…………。











………………消火だァァァァァァ！！！！！










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