【銀魂】空から女の子が降ってきました。18

第七百三訓 ページ13

とりあえず犯人を絞る事にした。



まあ、ここは私の頭脳が活かされるって訳だ。






土方「どうだ、分かるか」



『そう、ですねぇ……あまり考えたくないけれどもしかしたら犯人さんは吉原内部の者かもですね。それもかなり深い地位の』






こんなにも素早く、そして効果的に愛染香を蔓延らす事が出来るなんて吉原の地形や仕組みを深く知っている筈。


つまりは内部の者の可能性が多い。それも、単独の。


複数ならばボロを出さないなんて有り得ないだろう、月詠ちゃん達の調べで何も出てこなかったのが証拠。






『ここまで大きなテロなら相当の人手が居るけれど、それは恐らく愛染香を使い自分にどっぷり惚れさせて従順な人々(忠犬)を作ったってとこかな』



沖田「クスリで調教して何が楽しいんだか…ハナから忠犬なんて従順過ぎてつまらねーだろうに」



『総悟ドS出てるよ』



沖田「誤差誤差誤差」






誤差じゃねぇよ。






『あ、あと吉原の様子を見る事は必要だろうし…犯人さんは愛染香に当てられた人々…色魔モンスター達の中にいる可能性高い』



土方「……ほぉ、つまりはそこから辿って元凶叩くって訳だな」




『そゆこと。犯人の目的によっちゃ交渉も可能だが、騒ぎ起こしている時点で諦めた方が良い』







わー、怖いね…その犯人さんとやらに愛染香吸わされたら一体何をさせられるのだろう。


犯人さんも、沢山の人に好きでもない人を好きにさせてるし性格拗れてる様に感じるしね。怖。






『まあでも、結構燃えるねぇ…敵は色魔モンスター達総勢数万。そして歩く惚れ薬かぁ』



沖田「まあ仲間に色魔モンスター居るだけに何とかなるんじゃないすか」



土方「ねぇそれ俺の事？」






あは、初恋もまだなのに……こんなイカれた薬で私の恋心いじられてたまるかよ、ってねー。頑張ろ。










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