○月6日 ページ6
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夏油傑様へ
どこかですれ違っていたら。
それはとても素敵な偶然ですね。
もしもいつか夏油様に会えるとしたらとても嬉しいです。
私もここまで歳が近いとは思っていなかったので驚きでした。
しかし、私の姿など見てもいいものではありません。きっと。
お洒落など私にはよく分からないので、お化粧とかもあまり出来ないのです。
でもいつか、外は自由に外出してみたいこと同時に、綺麗な服を着飾ってみたいという夢はあります。
叶えられたら、ですけど。
家の中は確かに窮屈です。
でも私は今いるお家以外に行く場所がないので、平気です。
夏油様は今、どんな景色を見ているんですか?
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またもや五条の部屋の机に置かれていた手紙の返事。
この手紙の術式がどういう条件で五条の部屋にだけ送られているのか判明しない。
彼女に聞こうにも、内緒と最初に言われているし無理に聞き出したらこの文通が終わるような気がした。
なにも問いただす事なく、やりとりを続けていく。
「景色か」
「あんまり良いもん見えてないっての」
椅子の背にもたれて五条は棒付きキャンディを口に含む。
「そういえば、歌姫先輩の返事が急に途絶えたんだよね〜」
家入は携帯を操作しながら「なんでだろうね」と2人に問う。
「場所は静岡だったかな。たしか」
「冥さんいるから平気でしょ」
「きっと長引きそうだったら私達が呼ばれそうだな」
「えー、めんどくせぇ……」
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kaname(プロフ) - ランドセルをからった、という文字を見て懐かしい気持ちになりました笑 (2021年9月24日 13時) (レス) @page24 id: 7565f8d7cb (このIDを非表示/違反報告)
伍-フュンフ-(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります! (2020年11月19日 23時) (レス) id: e580e52feb (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく面白いです!こう言う話はあまり読んだことがなく、ワクワクしながら読んでいます笑続き楽しみにして待ってます。更新頑張ってください!応援してます。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伍-フュンフ- | 作成日時:2020年11月9日 2時