○月19日 ページ19
「五条は特級呪術師だからね。今日も確か出張でいないはず」
「そうだったんですね」
教室で家入さんとそれぞれの席についてお話をしていた。
私の隣の席は空いている。五条さんの席だ。
五条さんとはあれからずっと会えたり会えなかったりで、会える数の方がはるかに少なかった。
「家入さんも、数少ない反転術式……？を使える方だと聞きました」
「そうみたいだね〜。ひゅーひょいっとするだけなんだけどね」
「なるほど？」
私にはまだよく分からない。勉強が足りていないのだろう。
「家入さん、って呼びづらいでしょ？硝子でいいよ」
「良いんですか？ありがとうございます硝子さん！」
「よろしくA」
怪我を治してもらったり、硝子さんは術式の関係上任務に出ることが少ない為、私も必然的に一緒に行動するようになる。
私にとっては初めて同じ歳で同性の子なので、お話しできることがとても嬉しい。
「そういえば制服届いたんだ」
「はい！硝子さんと一緒ですね」
「いいじゃん」
ありがとうございます、と微笑む。
今日の朝、私に用意していただいた寮の部屋に届いた制服。
カスタムができるとは聞いたが特になにも浮かぶことなく、硝子さんと同じにしてもらった。
長袖なので腕も問題ない。足は黒いタイツを履いた。
学校に通っていなかった私にとっては憧れだった制服を着ることができた。袖を通すときは少し緊張した気がする。
本当は、五条さんにも見せたかったが。
今日は出張でいないということで、またいつかの機会に。
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kaname(プロフ) - ランドセルをからった、という文字を見て懐かしい気持ちになりました笑 (2021年9月24日 13時) (
レス) @page24 id: 7565f8d7cb (このIDを非表示/違反報告)
伍-ﾌｭﾝﾌ-(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます！ゆっくりですが頑張ります！ (2020年11月19日 23時) (レス) id: e580e52feb (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく面白いです！こう言う話はあまり読んだことがなく、ワクワクしながら読んでいます笑続き楽しみにして待ってます。更新頑張ってください！応援してます。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伍-ﾌｭﾝﾌ- | 作成日時：2020年11月9日 2時
