○月2日 ページ2
ふと気づいた時には、自分の机の上に手紙が置いてあった。
自分の記憶ではここに手紙なんておいた覚えが全くない。
「……なんだこれ。誰からだよ」
取り出してくるりと裏まで見てみる。
名前もなにも書いてない、真っ白な封筒に入った手紙。
あとで傑と一緒に開けてみよう、そう思ってその手紙は一旦机に置いて制服へと着替えた。
………
……
「おはよう。悟」
「おはよ。聞いて。なんか朝さぁ机見たら知らない手紙が置いてあったんだよね」
「手紙?誰からだい?」
「さあね。名前もなんも書いてねぇのホラ」
教室に入るとすでに椅子に座っていた夏油と話しながら自分も席へと座る。
「五条にラブレターとか?」
「まあね。やっぱり?」
「ははっ。どこがいいんだか」
家入は呆れたような視線を五条に送る。
「中は?開けたのか」
「まだなんだよね。これから」
そう言って封を開ける。
2人も一緒に覗き込んだ。
中には一枚の紙が折り畳まれている。
「普通の手紙だ」
折り畳まれた紙を広げて目を通した一行目には「この手紙を受け取った名前も知らない貴方へ」という女性らしい綺麗な字が綴られていた。
「へぇ、面白いね」
「なに、傑は興味持っちゃった感じ?」
「少しね。悟はそうでもないのかい?」
「全然。だったら傑が書けば?これの返事」
「悟に来た手紙だろう」
別に構わないでしょ。相手は俺の事知らなさそうだし。
そう言って夏油に押し付けた。
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kaname(プロフ) - ランドセルをからった、という文字を見て懐かしい気持ちになりました笑 (2021年9月24日 13時) (レス) @page24 id: 7565f8d7cb (このIDを非表示/違反報告)
伍-フュンフ-(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります! (2020年11月19日 23時) (レス) id: e580e52feb (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく面白いです!こう言う話はあまり読んだことがなく、ワクワクしながら読んでいます笑続き楽しみにして待ってます。更新頑張ってください!応援してます。 (2020年11月19日 21時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伍-フュンフ- | 作成日時:2020年11月9日 2時