【妖怪ウォッチ】月光の花魁 弐

花魁　2−5 ページ5

男湯だと流石に何がとは言わないが、色々問題が起きる可能性があるため


女湯から大切にしていた髪留めを探すこととなった。


でも、やはり疑問に思うのは


ゆきおんなは寒い系妖怪なのに、銭湯に行くことだ。


ゆきおんなに、疑問に感じたことを伝える


月夜「なんで、温泉に行っとんたん?水風呂?」


ゆきおんな「あ、ううん。私人間の頃から温かいものが好きだったから、こうして寒い系妖怪になっても、温かいのが好きなの。」


月夜「そうだったんや…」


話しながら浴室の中を探すと、途中でキラリと何かが太陽の反射の影響で光った。


月夜「ん?」


ゆきおんな「あっ!それ…!」


光った物の正体は、


月夜「髪留め…?」


氷のようなクリスタル細工でできており、雪の結晶が施されている。


もしかすると、ゆきおんなが探している髪留めで間違いない。


月夜「ゆきおんな、これがあんたが探してる髪留めで合っとる?」


ゆきおんな「うん!そんなところに置きっぱなしにしてたんだ…。」


純粋で嬉しそうな彼女の笑顔に、月夜は思わず『(可愛い…)』と思ってしまった。


そして、被っていた頭巾を脱ぎ、髪留めを髪に飾ると…


月夜「…え!?」



















ふぶき「ふふっ!ありがとう、月夜ちゃん!」


ゆきおんなは、髪留めを飾ると




進化系






ふぶき姫になったのだ。

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