限界ヲタクの日常 (ページ19)

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Part6 ページ19

次の日の朝

「あなた本当にA・クラルスなの！？」

「1回でいいから私を抱きしめて！」

「あ！ずるいわ！私が先よ！」

『ちょっと皆落ち着いて、』

私は何人もの女子生徒に囲まれて困っていた

どうやら学校中で私の男姿がイケメンだと広まってしまい、色んな女の子が私を探しているらしい

ｽﾘ1「どきなさい！私たちが先よ！」

ｽﾘ2「むさ苦しいわねあなた達笑」

『……スリザリンの子、？』

たくさんの女子生徒をどかし、割って入ってきたのはスリザリンの女の子2人だった

ｽﾘ1「クラルスに抱きしめてもらうのは私よ！」

『へっ、？』

ｽﾘ2「聞いてよクラルス、この子昨日ドラコに告白して振られたばかりなのよ、だから慰め程度に抱きしめてあげてくれないかしら、？」

『ドラコに、？』

ｽﾘ1「そうなの、ドラコったらお前には興味無いとか言ってスタスタ歩いてどこかへ行っちゃったのよ？酷いでしょ？」

あなたが今ハグを要望してるのがドラコの彼女ですけど、いいんでしょうかね、

ﾊｰ「A？授業遅れちゃうわよ？」

ｽﾘ1「ちょっとグレンジャー、邪魔しないでくれるかしら？」

ﾊｰ「何よ、私はこの子を呼びに来ただけよ」

『……ハーマイオニー、ちょっと待ってて』

私はスリザリンの女の子を抱きしめ、耳元で囁いた

『……ドラコより俺にしときなよ』

ｽﾘ1「……は、はい♡」

『これでいいかな？じゃ、私授業向かうね！』

女の子の黄色い悲鳴があがる中私はハーマイオニーを連れて授業へ走った

ﾊｰ「女の子の扱い慣れてるわね、A」

『だってドラコに告白したなんて聞いたら、私に惚れてもらうしかなくない？』

ﾊｰ「……ヤキモチ妬いてたのね笑」

『そうだよ！ドラコは誰に告白されたとか教えてくれないんだもん！』

ﾊｰ「あなた本当にマルフォイが好きなのね笑」

『この姿でそういう事言うと誤解生まれそうだからあんまり言いたくはないけど、好きだよ』

ﾊｰ「早く元の姿に戻れるといいわね」

『うん、！』

昨日のドラコが忘れられない、あんな事サラッと言える人が彼氏で良かったと何回思えばいいんだろうか、カッコよすぎるんだよな…