ぶどう ページ20
大貴side
ディベート中、体の中は熱いのに、寒いという現象が気持ち悪すぎて泣きそうになる。
なんとか終わり、休み時間。寝てりゃ次の時間も終わるかな。そう思ってた。
大毅「大貴、調子悪いんとちゃう?」
大「平気だよ…ちょっとなんか寒すぎてさ…」
大毅「寒気やろそれ。さぶいぼすごいし、一回保健室行って温めてもらおうや」
大「いや、あと1時間だし」
大毅「休み時間あと8分あるんやから」
半強制的に連れて行かれる途中、思ったより自分の具合の悪さを自覚する。
階段の踊り場でこれほどしんどいこと中々ないのにと思うぐらいだるくてしゃがみ込んでしまった。
大毅「大貴?!立てるか?あとちょっとやで」
光「あ、大毅くん」
慧「それ大ちゃん?」
ひかと慧ちゃんの声がする。
大毅「光くんと慧くん!いいところに!大貴さっきの時間寒いってめっちゃ震えてて、今もちょっと寒くて震えててなんとなく熱っぽいのと、このまま教室いても寒すぎて震えてるかなと思ったから保健室行こうと思っててんけど、しゃがみ込んでしまって」
大「大丈夫だから」
慧「大毅くん教室戻りな。授業始まっちゃう。3年は今から自習だから俺らで連れて行くよ。」
大毅「ほんなら、大貴のことお願いしますわ」
光「任せて」
しんどすぎてひかと慧ちゃんの質問もうまく答えられないし、ベッドに運んできてもらった。
88人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そら | 作成日時:2020年9月1日 19時