遠くから応援してたはずなのに【まふまふ】

16話 ページ17

わいわいと楽屋へ皆集まって今日のLIVEのことを振り返る

いわゆる反省会というやつだ




天月「んんんん、お客さん全員を見ようと頑張ったけど歌いながらは難しい…」


そらる「俺も、そっちに集中しちゃって歌詞飛びそうになった」



「だよねー」とうなだれながら天月くんが話す



"お客さん全員と目線を合わす"ということが今回決めた目標だ




まふまふ「目線ねえ…」





…お客さん達楽しんでくれたかな



天月くん達の話を聞きながら横においてあった先ほどのお茶を手に取る



まふまふ「…空っぽ」




席を立ち、空っぽになったペッドボトルをゴミ箱に入れる





リハーサルの時けっこう飲んじゃったからな



バッグから財布を取り出しドアを開ける


まふまふ「ちょっと飲み物買いに行って来ます！」



そらる「ん、分かった」
天月「はあーい！」





___







楽屋を後にし会場内を歩く





「ふあぁ…」とあくびが漏れた



LIVEが終わったのは8時30分すぎ、眠い





早く買って戻ろう




少し早歩きをしながら突き当たりを曲がる




____ドンッ




「ひゃっ…」




誰かとぶつかってしまった



まふまふ「あぶなっ…！」




バッと体を動かし、相手の腰に手を回し体制を直す





「ふぅ…」と気持ちを落ち着かせ相手を見るため顔を下げる







お、女の人だ


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