【銀魂】 総悟さん、こんな妹ですいません 【坂田銀時】

17話 ページ19

銀時side









糖分でも取ろうかと思って、外へ行こうとしていたら、


門の方から子供の声がした









この辺に、近づく子供なんて少ねぇから、気になって門番をしている

鈴木くんに… 門「佐藤です」





まぁ、なんでもいいが聞いた






「どうしたんだ？客か？」


門「あッ、すいません！坂田さん。此奴が、隊員にして欲しいといってるんですが」




コイツがか？

『勝負をさせてください。私が勝ったら、隊員にしてください』




そういって、９０度のお辞儀をされた







此処に来る理由なんて、人それぞれだが


戦場には来ない方が良いに越したことはねぇ





しかも、まだ子供 しかも、女ならなおさらだ








俺は、糖分摂取もしてねぇーし



早く帰ってもらいたかったから、殺気を出して睨み付けることにした




「……」


『……』


「……」


『……』









チッ

ほとんどの奴は、俺の殺気で逃げてくんだが




「俺が一回だけ、勝負してやる。負けたら帰れ」

『嫌です』



「は？」



は？

即答された









『申し遅れました、Aといいます。故あって、苗字はありません』








何を思ったのか、急に名乗り出した

コイツ、ずっと微笑んでやがるから心中が読めねぇ


銀「あ、あぁ。俺は坂田銀時だ」



『では、早く試合のできる所へ連れていってくれませんか？』





銀「お、おう」









俺は、何時の間にかコイツのペースに巻き込まれていた

18話→←16話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す