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＿＿､＿
不意に、どこからか音が聞こえたような気がした
それはほんの小さな雑音のようなモノ
＿＿っ＿＿､＿
違う。雑音ではなく、何者かの声だ
ワタシは声の聞こえたであろう方向に向けて走り始めた。先程までとは違い、きちんとした目的を持って
徐々に辺りは明るく、また声ははっきりと聞こえてくる
繰り返される同じ響きを持った言葉
ワタシは確かに、その文字の羅列に意味を感じていた
「A……っ…」
瞼を開くと、そこは病室と思われる無機質な空間だった
先程までの声の主はワタシの細い手をしっかりと握り、安堵したように息を吐いていた
『……おはよう、グルッペン』
ワタシは見覚えのある…しかし、少し窶れたような姿の総統を目で捉えた。透き通るような金髪は少しくすみ、目元にはうっすらと隈が見える
「……ああ、おはよう。随分とゆっくりなお目覚めだな」
ワタシの声を聞きすっ飛んで来たのであろうgloomyにむぎゅむぎゅとすり寄られながら不思議そうな顔をしたワタシに、グルッペンは苦笑を色濃くしただけだった
「Aちゃんは２日も寝たきりだったんだよ、グルッペンはホンマ心配して毎日来てたんやで」
少し離れた位置から聞こえた声に視線をずらすと、そこには＜神＞と書かれた布で顔を覆った人物が居た
「おいおい、それは言ってくれるなよ」
グルッペンは困ったように視線を反らしているが、耳が少し赤いので恐らく照れているのだろう
「とりあえず、数日は安全にしてね？＿＿あぁ、俺はしんぺい神。この我々で軍医やらせてもらってますぅ」
顔を布で覆った人物はしんぺい神と名乗り、ワタシのメディカルチェックを行ってくれた
簡単な問診と診断が終わり、ワタシは兎に角体重を基準値まで増やす努力をすることが命じられた
＿
追記
物語の進行上、主人公の体重に
若干の操作を加えました。
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
