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瞼を押し上げると、そこには何も無かった
美しい中庭も、gloomyの姿も
ただ存在するのは自らの姿と、闇
しかし、ワタシの姿は製造された姿よりも幼く、また傷だらけであちこちが化膿していた
…これは、きっと夢なのだろう。さっきまでワタシは何の怪我もなく、確かにあの輝く空間に存在したはずだ
グルッペンは、いつ会議を終えるのだろうか
他の幹部とはいつ出会えるのだろうか
…gloomyは、一匹で彷徨っていないだろうか
そこまで思考を巡らせて、ワタシは１つの考えにたどり着いた
もしかしたら____あの眩しい空間こそが夢だったのだろうか
__苦しい
何がどう苦しいのか分からない。今まで何かを感じたことは、外に出るまで殆ど無かった。外に出てからも、ここまでの苦しみを感じたことはなかった
それなのに、なぜか苦しいと感じた
身体には少しの不具合も出ていないのに
早く、早く此処から出たいと
幾分か小さな体で出口も分からず走り始めた
暗闇や一人には慣れているはずなのに
なぜワタシはこんなにも暗闇や独りを恐れるのだろう
『＿＿＿助けて……っ、神様』
今しがた自らの口から自然と溢れた言葉に、ワタシは大きな衝撃を受けた
ワタシは神など信じていない
神など人々の都合の良い様に産み出された偶像であり、手を伸ばすには余りにも希薄な存在だ。と…確かにワタシはそう解釈していた
なのに、ワタシは今はっきりとその偶像に手を伸ばそうとしていた
何か縋るモノが欲しいのに、そこに自分しか居ないと感じる時ヒトは神に無意識に手を伸ばすのだろうか
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
