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よくよく考えてみれば、スタングレネートも手榴弾もない。この先に何か……若しくは誰かが複数いるとすれば何とも心許ない装備だ
「丸腰よりはマシな装備やな………んで、gloomyは応援を待てそうな感じなん？」
カタカタと何かをタイプする音が聞こえるから多分今のワタシの場所を特定しているのだろう
『………難しいかな。ゆっくり待ってたらワタシを置いて一匹で入ってしまう可能性もある』
「それならしゃーないな、なるべくゆっくり廃ビルを進んどいて。ゾムを応援に送るから多分、十分後には着くよ」
ロボロはワタシがインカムを切った後に色々と準備をしてくれていたのだろう
ゾムの規格外な足の速さを加味してもこれから準備してマップの先導を便りに十分で着くのはかなりの無理がある
…ｼﾞｼﾞｯ
「………A、帰ってきたらオマエ粛正やからな」
インカムから聞こえて来たのはなんとトントンの声
…ロボロからインカムを借りてそれだけ伝えたのだろうか？
『………謹んでお受けします』
そう答えるかどうかでまた幾つかノイズが響いた
「A〜、グルッペンからも伝言」
『うん？』
グルッペンまで………これはもしかしたらワタシのこれまでの行動を軍に居る皆が知っているのかも知れないな
「何があっても死んだら許さへんから覚悟せぇってよ」
何ともグルッペンらしい命令(この場合は可愛い我が儘かも知れないが)…に少し笑みが溢れる
『死んだら覚悟も何もない気が………了解、とだけ伝えてくれ。ワタシはこれから内部に入るから、恐らく会話は出来ないよ』
gloomyの機嫌的に、これ以上時間を引き延ばすのは無理だ
「せやったら、必要になったら俺がYESかNOでのみ答えられる質問するわ。そん時にYESならインカムを一回、NOなら二回、叩いてや？」
ﾄﾝｯと軽くインカムを叩けば伝わったと理解してくれたらしく、ロボロは廃ビルの内部を簡単に教えてくれた
＿＿＿
此処で我々+Aの皆さんが着けているインカムの説明をちと失礼、
幹部の皆様のインカムは最大二人までしか繋げて話せません。(基本バディとロボロの二人)
此処で例外なのはロボロとグルッペンの二人です。この二人は全員に一斉に音声を伝えることができ、人数調整も個人〜全員と細かく調整出来ます
インカムとかの性能ってよく分からないので、自分にやりやすい様にカスタムしました
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
