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食事や風呂などやるべきことを全て済ませ、自室として宛がわれた殺風景な部屋のベッドの上で本を読んでいると、開け放した窓からgloomyが入って来た
『お帰りgloomy』
ｷﾞﾁ､ｷﾞｷﾞｯ…!
普段なら静かに枕元で丸くなりさっさと眠ってしまうのに、その時は何故かワタシの袖を引っ張り必死に外へと引っ張ろうとした
『外………？何かあったのか』
問いかければその通りだ！とでも言いたげにgloomyは窓から外へ飛び出して行った
『………ワタシに二階から飛び降りろと…』
あの調子では一階に降りるまでに勝手にどこかへ飛んで行ってしまう様な気がする。ぶつくさ文句を言おうにも当のgloomyは飛び出して行ってしまった
流石にあそこまで慌てていたgloomyを見て面倒だとも言っていられないのでとりあえずインカムでロボロに 何かあったかも知れないから少し外に出る。という旨を伝えて、返事を聞く前に通話を切る
人の話を聞きながら身の安全を確保できる保証がないのでロボロを不安にさせる自信はあるが致し方ない
パーカーにジャージという何とも自由な服装だが時間がないと諦め、ロボロに渡されていたハンドガンと端末を仕舞いワタシは二階から外へ向けて飛んだ
体を出来る限り丸めて落下の衝撃を軽減し、着地と同時に出来る限り音を消して走り出す
これは下手をしなくても、戻った時皆に説教されるかも知れない
gloomyに着いて走って行けば、市街地から外れた地点の廃墟群が目に入って来た
足を止めた場所____そこには廃ビルがあった
『ロボr………』
「おま、Aどーゆー事やねん！！」
近くの廃墟に身を隠し、再びインカムをロボロに繋げれば名前を呼ぶ声が怒鳴り声に掻き消される
『ゴメン。gloomyが慌てて俺を引っ張ってくから説明してる間がなかった』
喋っている間にもgloomyは廃ビルが気になるのか世話しなくワタシの回りを飛んでいる
「まぁ無事ならエェわ、んで……今は何処で何してんの？」
とりあえず通信が繋がった事に安堵したのか、ロボロはワタシの状態を聞いてきた
『基地から西に進んだ市街地の外れ…その近くにある廃墟群の廃ビルに用事があるらしい。恐らくここら辺じゃ一番高いビルじゃないかな、今は別の廃墟に身を隠してるけど…ワタシの武器はハンドガンのみ、マガジンは３つ』
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サキア(プロフ) - じゅーちょーさん» 了解しました、承諾します。等の意味で使ってます (2018年6月4日 0時) (
レス) id: 4b79983a16 (このIDを非表示/違反報告)
じゅーちょー - すみません。41の「Si」ってどういう意味なんですか？ (2018年6月3日 22時) (レス) id: 684c66f772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c9dc1e2182/
作成日時：2017年9月17日 2時
