２６８話 ページ35
『二人は…お互いにどんな存在かはっきりしていますか？』
綱・炎「！」
突然の質問に二人の頭にはクエスチョンマークが浮かんでいる。
『分かっているなら強く想い…リングに伝えてください。…デイモンを倒すのはやはり貴方達でないと…私はそれまで時間を稼いでいますね。』
綱「ど、どういうこと？」
炎「……リングに…想いを？」
話は終わりと彼女はデイモンと向き合い構えた。
嫌な汗を流しながら幼い少年の姿をしたAを見るデイモンも槍鎌を手に立つ。
D「舐められたものですね。立つこともできない輩に私がやられると？」
『…死に損ないである私がこうして立っているのですから油断しないことです。それに…私達は一人で立ち戦っているわけではありません！』
再び目の前に現れたAはデイモンの顔めがけて蹴りをいれようとし槍鎌でギリギリ防がれたが…触れた箇所から槍鎌は凍りついていき砕けた。
その直後にAの飛び蹴りが腹部へと直撃しデイモンは遠くへと飛ばされる。
D「ぐあっ！」
『クフフフ…あの時とは逆ですね。今度は貴方が堪える番ですよ。』
凪「…似てる。」
骸「似てませんよ！真似しないで欲しいですね…まったく。」
Aが骸の真似をしながらデイモンに仕返しをしている頃、古里と綱吉は言われた通りリングにそれぞれの想いを伝えていた。
二人の想いに違いなどない。
炎(ツナ君がどんな存在かなんてもう分かってる。シモンとかボンゴレとか…そんなのどうでもいい！関係ない！……ツナ君は…)
綱(炎真は…マフィアの関係者で唯一同じ悩みを持っていて…俺と同じで……それを抜きにしても俺にとってはもう…大事な…)
「「友達だ！！」」
言葉にし叫んだ瞬間、シモンの大地のリングがカブト型に変形し綱吉の大空のリングと一つになり炎が溢れていく。
全「！！」
D「何だ！？」
『クハハハハ！』
骸「A！！いい加減にしなさい！」
凪「………。」ｸｽｸｽ
Aの悪ふざけが悪化するなかリボーンのそばにいた復讐者はあれもまた【鍵】だと言った。
「時を経てボンゴレとシモンの意志が一つになったか。」
リ「お前…何か知ってんな。」
「あれもまたジョットとコザァートの遺した【鍵】だ。」
リ「つーことはあのリングもボンゴレＩ世とシモンの過去の記憶に関係あんのか？」
「左様。再び過去の記憶へ誘え…」
復讐者の言葉に合わせて皆の頭には最後の記憶が送り込まれた。
〜続く〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
吹雪 - SORAさん» SORAさん！ありがとうございます！ (2016年3月23日 18時) (
レス) id: aa00951892 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 吹雪さん» なるほど、分かりました(^▽^)！知らせてくれてありがとうございます(^^)知らなかったらプチ混乱してたかも…(・・;) あと前者ということなので虹の代理戦争編の前の話にしますので少々お時間がかかります………急いで考えてきます！！ (2016年3月23日 12時) (レス) id: df83dcc9c9 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - あと、言って良いのか迷っていたんですが、この度、言わせて頂きます。実は私、多重人格なんですよね。たまに一人称が、僕になったり、俺になったりします。一応、女なんですけどね･･･。 (2016年3月23日 1時) (レス) id: aa00951892 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 前者でお願いします(即答)← (2016年3月23日 1時) (レス) id: aa00951892 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 吹雪さん» いえいえ大丈夫ですよ(^^)嫉妬OKです！…あと度々すみませんが、やはり主人公にはエド達であると知っている（そのままの姿でトリップ）と知らずに交流（姿を変えトリップ）のどちらが良いですか？話が大きく変わるので選んで頂きたいです(^_^;) (2016年3月22日 18時) (レス) id: df83dcc9c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SORA | 作成日時：2016年2月20日 19時
