260話 ページ27
゛クローム代わりますよ。゛
゛っ!それだと骸さんの体を…゛
゛肉体は後でどんな手段を使ってでも取り戻せばいい。…お前達を失うわけにはいかないのです。゛
゛!……分かりました。役に立てなくてごめんなさい。゛
゛クフフフ。何を言うのです……お前の成長は素晴らしいものでしたよ。今は休みなさい。゛
゛…っはい。Aをお願いします。゛
骸の言葉は嬉しくもあったがそれよりも…自身の力が未熟ゆえに最後まで守ることができないのと代わりに骸が肉体を捨て戦うことが凪は情けなくて悔しくて堪らなかった。
そして、凪から骸へと姿を変えていきツルもちぎれていく。
彼の表情や声は怒りで溢れている。
骸「クフフフ。よくも僕の駒で遊んでくれましたね…死期を見失った黴臭い……腐れマフィアが!!」
偽者のAは姿を消したと思ったら離れた場所に再び現れ笑顔で骸に話しかける。
偽A「ようやく来ましたか……にしても凪の時はすんなりと来るんですね。ちょっとキズつきます…」
骸「クロームと違って彼女はタフですからね……それでもクロームが戦う意思を見せなければ僕がお前を八つ裂きにしていましたよ。」
偽A「!」
ヘラヘラと笑っている偽者に錫杖の先でスキルを使い殴りつけようとした骸だったが避けられた。
偽A「ふむ。随分と怒っていますね……怒りという感情は判断を鈍らせますよ?しかし、その方が私としてはありがたいので更に苛立たせてあげしょう!」
骸「……。」
両手を広げた偽者の周りには凪や黒曜メンバー(M・M、10年後フランも含む)が現れた。
骸「やれやれ。僕も随分となめられたものですね…Aとは違いそんなもので心乱されたりしません。」
偽犬「やってみなきゃ分かんないびょん♪」
偽千「覚悟してください骸様。」
偽M「ごめんねー骸ちゃん。」
偽凪「骸さん…」
それぞれが得意技で骸を攻撃していく。
そして、どれほどの一流の術士でも絆の深い人物そっくりの幻覚を目の当たりにすると反射速度が鈍ると彼らは言った。
相手への情が深いほど鈍くなるとも…
骸はそれを嘲笑うかのように笑みを浮かべ聞いている。
骸「僕がお前達を殺すのに躊躇するとでも?」
「「!!」」
四方から同時に襲いかかる彼らを骸は躊躇うこともなく錫杖の上にぶら下がっている刃を伸ばし刺し殺した。
これには全員が驚き顔色が変わるが骸は笑みを浮かべたままだ。
骸「僕という人間を理解していませんね…デイモン・スペード。」
〜続く〜
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吹雪 - SORAさん» SORAさん!ありがとうございます! (2016年3月23日 18時) (レス) id: aa00951892 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 吹雪さん» なるほど、分かりました(^▽^)!知らせてくれてありがとうございます(^^)知らなかったらプチ混乱してたかも…(・・;) あと前者ということなので虹の代理戦争編の前の話にしますので少々お時間がかかります………急いで考えてきます!! (2016年3月23日 12時) (レス) id: df83dcc9c9 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - あと、言って良いのか迷っていたんですが、この度、言わせて頂きます。実は私、多重人格なんですよね。たまに一人称が、僕になったり、俺になったりします。一応、女なんですけどね・・・。 (2016年3月23日 1時) (レス) id: aa00951892 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 前者でお願いします(即答)← (2016年3月23日 1時) (レス) id: aa00951892 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - 吹雪さん» いえいえ大丈夫ですよ(^^)嫉妬OKです!…あと度々すみませんが、やはり主人公にはエド達であると知っている(そのままの姿でトリップ)と知らずに交流(姿を変えトリップ)のどちらが良いですか?話が大きく変わるので選んで頂きたいです(^_^;) (2016年3月22日 18時) (レス) id: df83dcc9c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SORA | 作成日時:2016年2月20日 19時