第14話 ページ19
【とある朝】
『では、獄寺君はしばらく日本には居ないんですね。…静かになりますねぇ。』
「まあね。でも、これからしばらくの間は平和に過ごせるから良かったよ。」
「そうだと良いな。」ニヤリ
「また変なこと考えてないだろうな!?やめろよ!絶対に!」
『まあまあ。』
獄寺君はダイナマイトを仕入れるために数日は学校を休むそうです。
昨日いなかったのはそういうことでしたか。
【1年C組】
「大変だ!!A組の【山本】が屋上から飛び降りようとしてるって!!」
「えええっ!!?」「山本ってあの山本!?」
「せ、先生に知らせなきゃ!!」
突然のことに皆驚きを隠せません。
……A組の山本君って昨日、綱吉が相談にのったっていう人ですが…
屋上ということは…
『……………。』
窓から上を覗いたらいましたよ。
右腕を怪我してるツンツン黒髪の男の子が。
遠目ではありますが、話しに聞く元気さが無いと分かります。
飛び降りようとしているわけですから当然ですが………よし!!
『皆さん、落ち着いてください!!ここは力自慢の我らC組の出番です!!私に考えがありますので着いてきてください!!』
「「!!?」」
「え?…A君?」
この世界の人達は割りと丈夫なのであれだけでも大丈夫でしょう。(学習済)
私だっていつも避難ばかりしている訳ではありませんよ!!
【屋上の真下】
「水野、マットはこれで全部だ!」
『ありがとうございます!ではこちらに積み重ねていきましょう!!出来るだけ範囲も広げます!!』
「「ラジャーッ!!」」
ここ並盛中学校にはマットの数が半端ないので広く高く積み上げることができました。
万が一に備えておくに越したことはありませんからね。
ガシャン!!
『「!?」』
「うわああっ!!」
「ぎゃあぁあ!!」
大きな音ともに上を見ると山本君とよく知る人物が落ちてきていました。
これにはビックリです。
「キャアアア!!」「わあああ!山本ー!!」
『なっ!?綱吉!!?』
ズガンッ!
「空中復活!!!死ぬ気で山本を助ける!!!」
「ツナ!」
「くそっ、とまらない!!…ちいぃ!!」
山本君を掴むことはできた綱吉でしたが勢いが止まらず、彼を庇うように抱え直しました。
リ「追加だ…んっ?……必要ないようだな。」ニヤッ
ボスンッ!!
綱・山「!?」
無事にマットの上に落下した二人の所に皆は走り寄ります。
私は…別件で走り去ります。
〜続く〜
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作者名:SORA | 作成日時:2015年3月3日 22時