�掘ジ個亜⇔�等、心配性。 ページ21
『─ピット。聞こえますか？』
「─！はい、パルテナ様。ピット、聞こえています。」
『それは何より。』
脳内に響いた荘厳な声に、思わず背筋がしゃんと伸びる。あの方の声はいつだって最優先だ。
『この世界』に未だ参戦者ではなく、『世界』の一部として招かれた際に新たに今のカタチ─姿を与えられたピットとパルテナは、互いの姿に慣れるまで暫く時間が掛かったものだった。特に、元からパルテナを女神として深く慕っていたピットは、『パルテナは女神である』という世界の認識を元に再構成された、女神然としたパルテナの姿に、より一層畏敬の念を抱いた。やはりこの方が、自分がお仕えするただ一人の女神なのだと。
…そう。天使ピットは、女神パルテナを心底から敬い慕っている。その事実には何の間違いも無い。無い、のだが─
─あらピット。…稽古をつけて欲しいのですか？まあ、それはそれは…それじゃあ、情け容赦なくいきますね。…少し大人気ないかしら？でもまあ、ピットなら大丈夫ですよね。ね？
「何も大丈夫じゃないと思いますボクは！」
『…ピット？急に大声を出してどうしたのですか？』
「あ、いえ何でも無いです。続けて下さい、パルテナ様。」
─何故か、緑髪の美しい女神の姿を見てからというもの…ピットはパルテナを見る度に、そんな幻聴が聞こえるような気がしていた。勿論、今の今まで女神様がそんな事を言った事実は何処にもないのだが。ピットには何故か、自分の上司がそう言いながら悪魔もびっくりの良い笑顔を浮かべている様が容易に想像出来るのだった。
逸れた思考を、ピットは軌道修正する。案じる様なパルテナの声に居た堪れなくなるが、いつまでもお遊び気分ではいられない。
『─この雲海でなら、まだぎりぎり私からの通信を通す事が出来ます。また、私の力も及ぶでしょう。』
「……はい。」
…それは即ち。このエリアを降りれば、こうしてこの方の声を聞き、直接導きを受ける事が出来なくなるということ。そして、つい先程まで遠見越しに羨むだけだった勇士達と、その中に自分が交ざる事を思い出し─ピットは鉛を呑むような思いだった。
『心配しなくとも、アナタなら大丈夫ですよ、ピット。─だって、ほら。始まりの人に会えるだなんて、幸先が良いじゃありませんか。』
「え…？」
声に促された先に視線を送れば、雲海に投げ出された
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チイチ(プロフ) - suwaroさん» こんにちは！来ちゃいました、続編に…！またコメント下さって本当に嬉しいです、有難うございます！頑張らせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いします！ (2019年11月21日 20時) (
レス) id: a34c130848 (このIDを非表示/違反報告)
suwaro - 続編キター！これからも頑張ってください！ (2019年11月21日 6時) (レス) id: 1a4b63d778 (このIDを非表示/違反報告)
チイチ(プロフ) - Mirai atさん» こんにちは！続編でもコメント頂けてとても嬉しいです…！有難うございます！ これからバンバン更新していきますので、またよろしくお願いします！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: a34c130848 (このIDを非表示/違反報告)
Mirai at(プロフ) - ついに続編ですね!更新待ってまーす。 (2019年11月18日 15時) (レス) id: 86ab96dee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チイチ | 作成日時：2019年11月16日 1時
