初恋物語。【 skt 】 (ページ12)

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side urt

ur「…んで、何しに来た訳？お前反対方向だろ」

「嗚呼…まぁ、色々あって」

頬を掻きながら俺から目線を逸らす。

其の癖、相変わらずだな。
大方Aちゃんの家迄送った感じだろ。

ur「…ま、彼奴等も居るから、とりあえず上がって」

「え、彼奴等って事はセンラも居るん？」

ur「お、おぅ……」

「はぁ！？彼奴うらさん家居ったん！？」

なんだなんだ、俺には話が見えないのだが。

？マークを浮かべる俺を置いて坂田はずかずかとリビングへ足を進める。

「センラぁ！どういうことやぁ！！」

sn「何がや！いきなりなんやねん！！」

「俺と！Aちゃん置いて！！うらさん家居ったん！？」

sn「あぁ…」

リビングから坂田の大声が聞こえる。
近所迷惑なるから止めて貰いたいものだ。

sn「まぁまぁええやんか、Aちゃんと二人きりで帰れたんやろ？」

「其は、まぁ、そう、やけど……」

sm「Aちゃんと進展あったん！？」

「わ、悪いん？」

sm「ちゃう、反対反対、良かったやん！！」

ur「おぉ、良かったな、ちょっとは関係進んだんじゃん」

「……えへへ」

…両片想い、か。

ur「早く言っちゃえば良いのに」

「…うらさん？」

ur「……何でもない、ゲームすんぞお前等！！」