検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:780 hit

story.1 ページ2

Aside



今日も朝練がありスポドリを作り、タオルを用意し
記録を取っていく。



私は仕事を一人でこなしていく。


マネは一人じゃない。二人だ。


もう一人のマネの深瀬 陽菜乃は
部員の練習を応援し、スポドリとタオルを渡す係だ。


係ではない。いつの間にかそうなってしまった。


スポドリを作り持って行こうとすれば

「スポドリできましたか?重いですよね!

もってきますよー」

といい、それを部員に配る。


タオルをいつもの場所に置いておくと

「今日のタオルはこれですか?もっていきますねー」

といい、また部員に配る。



そして彼らは彼女に

「スポドリありがとな!今日も美味しかった」


「いつもありがとな」

と声をかける。


その言葉を素直に受け取る彼女は

「私に出来るのはこれくらいです!

みなさんもおつかれさまです!」

と、無邪気な笑顔で笑う。


あの笑顔に本当に裏は無いのかと思うくらいだ。


忘れ去られたように声をかけられない私は

また一つため息をつき

彼女から持ってこられた空になった容器を洗う。



「楽しくて部活が大好きだったあの頃を返して」

ポツリ誰にも聞こえないような声でつぶやく。

story.2→←登場人物



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 青葉城西
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そら | 作成日時:2017年11月12日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。