act9-7 ページ49
足元に加藤さんが斬った機材が落ちてくる
遠距離も無理で近づくのも危ないってどうすりゃいいの・・・
そして関係ないけど、機械が切断される度に聞こえるタカと祐也の「おー」とか「わー」とかいう声が地味に耳触りだ
それにしても加藤さん、施設こんなに滅茶苦茶にしてもいいのかな・・・？
「あの・・・施設壊しまくってるけどいいの？」
加藤「俺の命令はお前らの始末だ、弊害など知るか」
小山「お前の命令主ってこの施設の奴だろ？ここまでして俺達の始末にこだわらなくても・・・」
加藤「俺にとってはここまでする必要があることなんだ」
加藤さんは目の前に羽根ペンを振るい、少し後ろに下がった
小山「たぶんあいつの線は空間にも作用する、さっき俺の攻撃が空中で断ち切られたから」
「ならあんまり動き回らない方がいいんじゃ・・・、さっきから加藤さん、線引きまくってるし・・・」
小山「一度発動させてしまえばいい！時間差で攻撃だ」
慶は猫の影を一匹、加藤さんが線を引いた場所に向けて放った
線を引いた場所に入り込んだ途端、影が断ち切られる
間髪入れず、慶は新たに2匹の猫の影を放った
加藤さんはしゃがんでそれをかわし、こちらに向けて走ってきた
小山「！？しまっ・・・！」
加藤さんが振るった羽根ペンを、慶は両腕を前に交差させて防いだ
それにより慶の服の袖が裂けたけど、運よく体には線が引かれず怪我はなかった
猫ちゃん達が加藤さんに跳びかかり、慶から離れさせる
小山「皆！近づきすぎるな！そいつの能力は危険だ！」
「慶！大丈夫！？」
小山「ごめん、油断した・・・、でも怪我はないよ」
もうやるしかない！
私は加藤さんに向かって走り出した
加藤さんは目の前に線を引こうとペンを構える
今だ・・・！
「はあっ！」
私は鎖分銅を飛ばし、加藤さんの左手にぶつけた
加藤「っ！！」
その拍子に、羽根ペンが地面に落ちる
すぐさま鎖分銅を操って、加藤さんの両手首に鎖を絡めた
そして加藤さんの頭上の、切断された柱に分銅を投げ、引っかける
鎖を巻きつけた両手首を頭上に固定する形で、加藤さんを拘束した
良かった、上手くいった・・・
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天照(プロフ) - Love.percussion.さん» 感想ありがとうございます！とても嬉しいです！そうです、千鳥さんと尼神インターさんです。小ネタ程度の登場ですが、気づいてくれて何気に嬉しかったです。これからも応援よろしくお願いします。 (2017年6月21日 6時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
Love.percussion. - とても面白い作品ですね。お笑い芸人さんも登場してますが、前回は千鳥のお二人が登場してましたね。今回は尼神インターのお二人ですか？ (2017年6月20日 23時) (レス) id: edcb4d77ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2017年5月30日 18時
