act25-8 ページ24
〜手越side〜
体に風を纏い、コントンと距離を詰める
俺が振り下ろした刀を、コントンは大剣で受け止めた
武器が触れ合った瞬間、体中を渦巻いていた風の力を強め、コントンを吹き飛ばした
風に飛ばされたコントンは、大剣を地面に突き刺して突風に耐えた
奴が地面から大剣を抜いた一瞬の隙に、俺は懐に入り込み刀を振るった
コントン「ぐっ・・・！」
斬りつけた奴の腹部から、黒い砂が吹き出る
コントンの防御力の高さは、以前の戦いで分かっていた
けど今の俺には、Aがくれた力がある
風も刀も、奴に通る
コントン「この程度で・・・俺を倒せると思うなァ！！」
コントンは片手で大剣を持ち、もう片方の手を前に突き出した
突き出した方の掌に、闇の力が集まる
コントンから離れ、風の刃を放つ
コントンの掌に集まった闇が、一瞬爆発したように大きくなった
次には、そこから龍を模った闇のエネルギーがいくつも放出された
風の刃が闇の龍を切り裂く
だけどぶつかる度に威力が落ち、ついに俺の攻撃は破られてしまった
周囲に竜巻を発生させるが、闇の龍はそれを容易く打ち破る
手越「っ！」
横に飛び退き、間一髪龍を回避した
コントン「甘い！」
過ぎ去ったと思っていた闇の龍は、突如方向を変えて俺に向かってきた
手越「がはっ・・・！」
回避することが出来ず、コントンの攻撃が俺の背中に直撃する
傷口が燃えるようにヒリヒリと痛む
まだだ・・・！この程度・・・どうってことない！
体勢を立て直し、刀を構える
コントン「ムカつくんだよ・・・！てめえはいつも・・・、弱いくせに・・・俺の邪魔をする・・・！」
大剣を握るコントンの手に、力が入る
コントン「何がてめえを・・・そこまで駆り立てる！？」
手越「弱さを理由に、妥協したくないだけだ、どんなことだろうと、俺は最後まで諦めない」
コントン「それが・・・無駄なんだよ！」
手越「無駄かどうか決めるのはお前じゃない、やってみないと分からない」
コントンは苛立ったように表情を歪め、接近して大剣を振り下ろしてきた
俺は刀でそれを受け止めるが、思いの外その力は強く、徐々に押されていく
大剣が、俺の眼前まで迫る
コントン「無駄だ！てめえらがやってることは、何もかも！！」
手越「違う！諦めなければ・・・奇跡だって起こせる！Aが・・・そう教えてくれた！」
突風を発生させ、コントンを遠ざける
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天照(プロフ) - masugayaさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！楽しんでいただけて光栄な限りです。最後まで全力疾走しますので、応援よろしくお願いします。 (2018年9月28日 23時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
masugaya(プロフ) - いつもハラハラしながら見てます！いよいよ終盤ですが、更新頑張ってください！ (2018年9月27日 23時) (レス) id: 35db361755 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - カナンさん» いつもありがとうございます！凄く嬉しいです！お、お気に入りだとは・・・、身に余る光栄です。かなり長く続いてますが、物語も終盤です。最後まで応援よろしくお願いします。 (2018年9月17日 18時) (レス) id: e770dcdb6d (このIDを非表示/違反報告)
カナン - 天照さん、続編おめでとうございます！私は、占ツクは、読む専なんですが、その中でも、かなりお気に入りの一作です！これからも頑張ってください！ (2018年9月16日 21時) (レス) id: 054a5fec07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年9月16日 18時
