4人は神様！？ 12

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「キセキさん！！」



キセキ「！？Aさん！？」


キセキさんは私の声に吃驚して振り返り、私の姿を確認した


私は思わず彼女に駆け寄り、抱き付いた


「良かった・・・！皆と離れ離れになって・・・凄く心配したから・・・、無事で良かったです・・・！」

キセキ「Aさん・・・、私も・・・一人で心細かったです、でも・・・Aさんに会えて良かった・・・」


キセキさんは優しく私の頭を撫でてくれた


不安だった気持ちが一気に落ち着き、元気を取り戻す




私の頭に添えられた、温かい手


ふと、嬉しいような、切ないような、不思議な感覚を覚えた





・・・どうしてだろう、この感じ、どこかで・・・





キセキ「Aさんは、一体どちらに？」


キセキさんはゆっくりと私から離れ、凛とした瞳を向けた


「私は・・・元の場所にいました、宮殿の門の前です」

キセキ「靄が晴れて・・・気が付いたらここにいました、見たこともない場所に一人で・・・、本当に不安でした・・・」

「NEWSも・・・皆違う場所に飛ばされたのかな・・・？」

キセキ「その可能性は高いです、無事だといいのですが・・・」

「きっと大丈夫です！皆は強いですから！私は4人を信じています！」

キセキ「Aさん・・・、そうですね、私も皆さんを信じます」

「はい、あの・・・キセキさん、ここは宮殿の中です、地下に通じる道があって、そこに地界の人達がいるんです」

キセキ「以前Aさんが話して下さった、地鬼を作っている場所ですね、今も地界の方々は・・・苦しんでいるのでしょうか？」

「だとしたら・・・助けないと！」

キセキ「そうですね、急ぎましょう」



私はキセキさんと共に、地下へ向かうために行動を再開した

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