act16-8 ページ42
翌日、私は再び公園に訪れた
そこには、昨日の女の子の他に、数人の子供達と、その親と思われる大人がいた
大人の人達が女の子を囲んでおり、その周りに他の子供達が立っている
男性1「あれほどあの女に関わっちゃ駄目だって言っただろ!」
女性1「あの子はもう姫じゃないのよ!そんな奴と仲良くする必要はないわ!」
少女「・・・どうして?姫じゃなきゃ仲良くしちゃいけないの?」
男性2「姫じゃない人間がこの世界にいても邪魔なだけだ!」
女性2「力のない人間が・・・天界のために何が出来るって言うの!?」
皆さんの言葉が私の心に突き刺さる
けどそれ以上に、自分の思いを受け入れてもらえない女の子が可哀想だよ・・・
周りの子供達も悲しいような、納得がいかないような複雑な表情をしている
男性3「とにかく、二度とあの女には近づくな」
少女「・・・やだ」
女性3「言うことを聞きなさい!」
少女「やだ!」
走り去ろうとした女の子の腕を、男性が掴んだ
女の子はやだ!やだ!と繰り返し、掴まれた腕を払おうとしている
勿論小さな女の子の力が大の大人に敵う訳がなく、男性はグイと女の子の腕を引っ張った
男性1「大人しく・・・!」
男性が女の子を怒鳴りつけようとした
私は堪らず、皆さんの元へ飛び出す
それらの動作より早く、木が薙ぎ倒された音が公園中に響いた
思わず足を止めて音がした方を向くと、公園の端に植えてあった木が倒れており、その背後に異形が立っていた
縦長の楕円形の球体の様な頭には、目や耳などはなく、顔の大半を占めるほどの縦に伸びた巨大な口だけがあった
鋭利な牙がびっしりと並んでいる
胴体は人型だが、腕がやや長く、鋭い爪が左右の手に3本ずつ生えていた
その異形・・・地鬼は、徐々に街の人達に近づいてくる
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天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (2018年5月12日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして!密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです!これからもすごく楽しみにしています!更新頑張ってください! (2018年5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (2018年5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (2018年5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2018年5月8日 19時