act3-2 ページ30
少女「ごめんなさい！」
女の子は走っていたのか息が上がっており、申し訳なさそうに私に頭を下げた
「ううん、私も考え事しながら歩いてたから・・・、ごめんね」
しゃがんで女の子と視線を合わせて謝る
女性「申し訳ありません、この子が・・・」
女の子の母親であろう人が駆け寄ってきたため、私は顔を上げた
目が合った途端、その人の足と言葉が止まった
女性「・・・人間・・・？」
女性の声に、周囲がざわつき、近くにいた人が集まってくる
女性「人間の女の子・・・、まさか・・・姫様！？」
周りの人達が慌てふためいているのが分かる
少女「姫様・・・、聞いたことある！昔々天界を守ってくれた人間の女の人だって！」
「あ、あの・・・、えっと・・・」
女性「そう・・・、きっとそうよ！姫様が来てくれたんだわ！」
周りから歓喜に満ちた声が響く
しかし反比例するように、私の不安は膨らんでいた
私は『姫』じゃない
だけど今、そんなこととても告げれない
少女「姫様！天界を助けて！私・・・怖いの、化け物を見たことがあって、いつか食べられちゃうんじゃないかって・・・」
「・・・・・」
私は震えるその子の頭をそっと撫でてあげることしか出来なかった
この世界の人達は、ずっとこんな恐怖に怯えていた
そしてNEWSの皆さんは、この人達を救うために戦っている
・・・私・・・自分のことばっかり・・・
何か・・・出来ないかな・・・？
少しでも、この人達の恐怖を取り除きたい・・・
とはいえ現状、皆さんの過大な期待に押し潰されそうになっていた
困惑する私の手が、突然、何者かに引かれた
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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです！毎日更新楽しみです！ (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです！これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！！ もう新作をめっちゃ楽しんでます！！ (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年1月3日 13時
