act2-10 ページ24
目を覚まし、部屋にかけてあった時計を確認する
環境が違っても、いつも通りの時間に起床出来る自分の体のリズムに我ながら感心だ
大きなカーテンを開き、広い窓から差し込む朝日を受ける
日が当たった外の景色は、夜とはまた違って綺麗だった
外を眺め続けているうちに、天界に来たことが夢じゃなかったのだと実感する
やっぱり私は・・・帰れなくなっちゃったんだ・・・
一人でいるのが不安になり、部屋を出て手越さんを探そうとした
しかし、ドアノブに手をかけようとした瞬間、私の動きが止まる
増田『俺達には関わらないでほしい』
昨日の増田さんのそんな言葉を思い出したからだ
戦っているNEWSの皆さんにとって、私は邪魔でしかなく、一緒にいると足手纏いだ
手越さんに会うのを諦め、ベッドに腰掛けて時間が過ぎるのを待った
ティア「A様、よろしいでしょうか？」
扉の外から、聞き覚えのある声が聞こえる
「ティアさん？」
ティア「A様にお会いしたいという方がおられます、一緒に来ていただけますでしょうか？」
「は、はい、すぐに行きます」
私は身だしなみを整え、急いで扉を開けた
廊下に出ると、ティアさんがふわふわと浮かんでいた
「おはようございます、ティアさん」
ティア「おはようございます、A様、こちらです」
浮遊して移動するティアさんについていく
向かった先は、宮殿の外の広場だった
そこの長椅子に、女性が座っているのが見えた
その方はこちらに気付くと、大きく手を振った
思わずぺこりと頭を下げる
ティア「先代様、A様をお連れしました」
先代「ご苦労様、ティア、下がっていいぞ」
ティア「失礼します」
ティアさんは消えるようにその場からいなくなった
先代「座りなよ」
女性は長椅子の隣の空いたスペースをポンポンと叩いた
私は促されるままそこに腰かけた
先代「あんたが新しい天界の『姫』だね？」
気の強そうな女性だな、と第一印象で思った
その人は真っ直ぐ私の目を見てくる
「姫じゃありません！その・・・天界に迷い込んでしまったみたいで・・・」
先代「最初は戸惑うだろうな、なに、次第に慣れるさ」
何か・・・会話に食い違いを感じる・・・
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天照(プロフ) - チェルシーさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！前作から読んでいただき感謝感激です。今後とも楽しんでいただけるよう更新頑張っていきます。 (2018年1月30日 19時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
チェルシー(プロフ) - 幻想戦歌も毎日更新楽しみで終わったとき悲しかったけどこの作品も凄く面白いです！毎日更新楽しみです！ (2018年1月29日 20時) (レス) id: 5dcb618811 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - はーみゃんさん» 感想ありがとうございます！凄く嬉しいです！大好きと言っていただけて光栄です。これからも更新頑張ります。 (2018年1月27日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
はーみゃん(プロフ) - 初めまして。前作から読ませていただいてます。天照さんの作品大好きです！これからも更新楽しみにしています^ ^ (2018年1月26日 20時) (レス) id: dfbb8d508c (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - 天照さん» いえいえ！！ もう新作をめっちゃ楽しんでます！！ (2018年1月15日 12時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年1月3日 13時
