銀ノ魂篇40ー空ー ページ41
ー虚side
気がつくと私はボロボロの体で床に横たわっていた。
なぜ、私は確か……あの時松陽を…
｢そこに転がってたのは、虚、お前だ。｣
木刀で強く腹を突かれ、血を吐き出す。
これではまるであの時と同じだ。
｢望み通り終わらせてやるよ、虚。お前もこのバカげた悲劇も。｣
目の前の男の瞳に迷いはない。
なぜだ、君は護りたかったはずだ。救いたかったはずだ。
なのに何故。
気に食わない。
この男の瞳が。
私はあの時、Aと斬りあった時、どうしても急所を攻撃することが出来なかった。
護りたかった。救いたかった。
それはこの男も同じはず。
なのに何故。
｢友のために師を斬り、師のために友を斬り、君に何が残る。｣
何も知らないからこんな事が出来るのだ。
｢空さ、そこには空っぽの虚があるだけだ。｣
何も知らないくせに。
｢お前にその虚を生き続ける覚悟はあるかァ！！｣
何も。
｢虚、俺は空になんてならねぇよ。｣
身体がいうことをきかず、顔を上げて目を見開く。
｢俺の護りたかったもんは、魂にある。｣
目の前には確かに、不敵な笑みを浮かべる高杉晋助が立っていた。
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れい(プロフ) - レミリアさん» 初めて見た虚の小説が私の小説だったなんて、とても嬉しいです！最後まで見ていただき本当にありがとうございました！ (2020年6月17日 22時) (
レス) id: 083c2e3efe (このIDを非表示/違反報告)
レミリア(プロフ) - 完結おめでとうございます！ハラハラドキドキさせて頂いておりました！虚の小説を始めて見たのがこれでよかったと思っています！本当にお疲れ様でした！ (2020年6月17日 17時) (レス) id: 0a87aae102 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます！のろのろ更新になってしまうと思いますが、そろそろ完結なので最後までがんばります！ (2020年6月9日 20時) (レス) id: 083c2e3efe (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 更新楽しみにしてます！ (2020年6月9日 12時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ながのけんさん» 返信遅れてすみません！好きと言ってもらえて本当に嬉しいです！励みになります！！これからも更新していくのでよろしくお願いします！ (2019年5月30日 19時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2018年8月23日 16時
