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銀ノ魂篇20ー2年後ー ページ21

ーAside

あれから2年の月日が流れた。

天導衆の奴らが復活し、虚を探し出して不老不死を手に入れるとか何とか馬鹿げたことを言い始めた。

虚はもういないのに。

馬鹿馬鹿しすぎて見ていられなくなり、私は奈落から抜けた。

柩はすんなりと許してくれた。

虚の墓の前に立つ。

何かを話すわけでもなく、手を合わせるわけでもなく、ただ黙って立っていた。

虚。もし貴方が生き返ったとしたら、私は貴方に会っても良いのだろうか。

「ったく、お前はまたこんな所にいたのかよ。」

気だるげな声に顔を上げ横をむくと、銀時が花を墓の横に置いていた。

「あいつの好きな花とかよく知らねーからよ、松陽の好きな花にしちまった。」

照れ隠しなのか、ガシガシと頭をかいている銀時を見て微笑む。

「お墓、作ってくれてありがとね。」

そう、この墓を作ったのも銀時だ。

何故銀時がここまでしてくれるのかは分からない。ただ嬉しい。

「お前もさ、何かやる事見つかったか?」

「いや、何も。」

「そうか。」

暫く沈黙が流れ、銀時が歩き出した。

「じゃ、またな。」

虚の事には敢えて触れないところが本当に優しい。

墓石に手を置くと、何故か涙が溢れ出てきた。

優しく頭を撫でてくれる感覚を思い出す。

「会いたいよ、虚」

この声は聞こえているのだろうか。

銀ノ魂篇21ー発見ー→←銀ノ魂篇19ーやるべき事をー



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れい(プロフ) - レミリアさん» 初めて見た虚の小説が私の小説だったなんて、とても嬉しいです!最後まで見ていただき本当にありがとうございました! (2020年6月17日 22時) (レス) id: 083c2e3efe (このIDを非表示/違反報告)
レミリア(プロフ) - 完結おめでとうございます!ハラハラドキドキさせて頂いておりました!虚の小説を始めて見たのがこれでよかったと思っています!本当にお疲れ様でした! (2020年6月17日 17時) (レス) id: 0a87aae102 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます!のろのろ更新になってしまうと思いますが、そろそろ完結なので最後までがんばります! (2020年6月9日 20時) (レス) id: 083c2e3efe (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 更新楽しみにしてます! (2020年6月9日 12時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ながのけんさん» 返信遅れてすみません!好きと言ってもらえて本当に嬉しいです!励みになります!!これからも更新していくのでよろしくお願いします! (2019年5月30日 19時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい | 作成日時:2018年8月23日 16時

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