銀ノ魂篇12ー独り言ー ページ13
ー高杉side
地球は大変なことになっているらしいが、意外にもAがこちら側についたらしい。
理由は黄龍の巫女がなんとかと言っていたが、爆発音でよく聞き取れなかった。
「まさか、Aがこちら側についてくれるとはな。」
ヅラはそう言いながら、表情を暗くした。
「味方が増えたのは喜ばしい事じゃねぇか、何でそんな顔してやがんだ。」
「また背負わせてしまう。」
そう言うとヅラは何かを思い出すように天井を見つめた。
「俺達にとって虚は敵だが、Aにとって虚は恋人だ。」
Aはまた大切なものを失うことになるとヅラは言った。
恋人。
あんなやつのどこに惹かれたのか想像もつかない。
だが、先生の代わりにしているとも思えない。
俺の方が幸せにしてやれたのに。
ふとそんな事を思い、すぐにかき消した。
「ヅラ、あいつが虚の事を好きだろうがなんだろうが、俺達は虚を殺す。」
「分かっているさ。俺もそのつもりだ。」
ヅラはそれだけ言うと奥の部屋へと歩いていった。
残された俺は1人モニターに映る地球を見つめる。
「死ぬなよ。」
誰に向けて言ったのかは俺にもわからなかった。
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れい(プロフ) - レミリアさん» 初めて見た虚の小説が私の小説だったなんて、とても嬉しいです!最後まで見ていただき本当にありがとうございました! (2020年6月17日 22時) (レス) id: 083c2e3efe (このIDを非表示/違反報告)
レミリア(プロフ) - 完結おめでとうございます!ハラハラドキドキさせて頂いておりました!虚の小説を始めて見たのがこれでよかったと思っています!本当にお疲れ様でした! (2020年6月17日 17時) (レス) id: 0a87aae102 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます!のろのろ更新になってしまうと思いますが、そろそろ完結なので最後までがんばります! (2020年6月9日 20時) (レス) id: 083c2e3efe (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 更新楽しみにしてます! (2020年6月9日 12時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ながのけんさん» 返信遅れてすみません!好きと言ってもらえて本当に嬉しいです!励みになります!!これからも更新していくのでよろしくお願いします! (2019年5月30日 19時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れい | 作成日時:2018年8月23日 16時