嫉妬6 ページ7
ー虚side
Aの事が好きかと朧に訳の分からない質問をされ、嫌な予感がした。
「あ、虚さん!」
上機嫌で夢乃が走りよってくる。
「夢乃、Aに何か言いましたか?」
「虚さんは優しいということを言っただけですよ?」
ニコリと夢乃は微笑んだ。
溜息をつき、Aの元へ走り出す。
「A」
振り返ったAの瞳は私に酷く似ており、一瞬息が詰まった。
「A、あの女に何言われましたか。」
「あの子のこと、好きなんでしょ。」
Aは消え入るような声で呟いた。
「なぜそう思うんですか?」
「聞いたから、愛してるって言ってた。」
この前愛してると言うようにせがまれたのを思い出す。
「はぁ……あれですか。」
Aは俯いていて表情は分からない。
「A……私はあの女など好きだと思ったことはありません。」
Aはまだ俯いている。
「あの女に頼まれました。そこで親に言いつけられて面倒なことになるのを嫌がって素直に従った私が悪いんですけどね。」
「……ほんとなの」
「ほんとです、無理に信じろとはいいません。でも…」
優しくAを抱き寄せる。
「私は貴方しかみてませんよ」
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れい(プロフ) - ごえもんどらえもんさん» ありがとうございます!!これからも更新するので楽しみにしていてください笑笑 (2019年3月20日 23時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
ごえもんどらえもん - 松陽先生と虚に取り合われるとか最高すぎますしにます…!笑 松陽先生かわいい!! (2019年3月14日 19時) (レス) id: 6deee5d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 坂竹会長さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします! (2019年1月4日 8時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - リクエストのおこたえありがとうございますッッ!!とても続きが気になります。更新頑張ってください!∀! 失礼しました_ーд#_ (2018年12月27日 20時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 無事修理が終了しました…!!これでこの作品の更新についていけるのではないのかなぁと思います!今後とも更新のほうを頑張ってください…!! 失礼しました_;;ーд#_ (2018年11月27日 19時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れい | 作成日時:2018年7月18日 17時