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嫉妬5 ページ6

ー朧side

「A、この前の書類だが…」

仕事についてAに話すことがあった為、Aを呼び止め顔を見た時、思わず固まってしまった。

虚ろな目

いつもよりも白く見える肌

「おい、大丈夫か」

明らかに様子がおかしいAが心配になり、額に手を当てるが熱は無い。

「お前、何があったんだ」

「……浮気かも」

浮気?
と頭に疑問符を浮かべていると、こいつが虚様と付き合っているということを思い出し血の気が下がった。

「……虚様が浮気なんてするわけないだろ、あんなにお前のこと好きなのに、なにかの勘違いじゃ…」

「はっきり聞いたの。夢乃さんに愛してるって言ってる声を。あれは絶対虚だった。」

俺の言葉を遮るように声を発したA

嘘をついているようにも見えない。

これはもしかしたら本当に…
と思う気持ちを抑え、その場を走り去った。

「虚様!!」

長い髪をゆらりと揺らしながら、虚様が振り返る。

「どうしました、何か緊急事態でも起こりましたか。」

「いえ…その……」

浮気をしていますか?
なんてどストレートな事は恐ろしすぎて聞けない。

「Aの事好きですよね、」

「はぁ?好きに決まってますけど、それがなんですか」

明らかに不審に思っている虚様に焦るが、虚様が誤魔化そうとする素振りもなく内心安心していた。

やはり虚様は浮気などしていない。

だとしたら

あの夢乃とかいう女が虚様に惚れ、なんとか2人の仲を引き裂こうと足掻いているのだろう。

無駄なことを

だが、夢乃の気持ちが一切わからない訳でもなかった。

俺だってアイツが……

考えても無駄だと思い嫌な思いを捨て去る。

俺はアイツが幸せならそれでいい。

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れい(プロフ) - ごえもんどらえもんさん» ありがとうございます!!これからも更新するので楽しみにしていてください笑笑 (2019年3月20日 23時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
ごえもんどらえもん - 松陽先生と虚に取り合われるとか最高すぎますしにます…!笑 松陽先生かわいい!! (2019年3月14日 19時) (レス) id: 6deee5d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 坂竹会長さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします! (2019年1月4日 8時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - リクエストのおこたえありがとうございますッッ!!とても続きが気になります。更新頑張ってください!∀! 失礼しました_ーд#_ (2018年12月27日 20時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 無事修理が終了しました…!!これでこの作品の更新についていけるのではないのかなぁと思います!今後とも更新のほうを頑張ってください…!! 失礼しました_;;ーд#_ (2018年11月27日 19時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい | 作成日時:2018年7月18日 17時

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