嫉妬 1 ページ2
ーAside
依頼が入った
徳川定々お気に入りの、お金持ちの屋敷に住むお嬢様を護れということだそうだ。
守るべき対象は女の子。だからてっきり女の私がやると思っていた。
「私ですか」
虚がめんどくさそうに聞き返す。
「そうだ、そなたは最も強いのであろう。あの子を護ってやってくれ」
「分かりました」
定々が去ったのを確認すると、虚は大きな溜息をつき、
「嫌ですね、お嬢様のお相手なんて、クソつまらない予感しかしませんよ」
と心から嫌そうな顔をした。
「でもさ、ほら、可愛いし、めっちゃスタイル良いみたいだし、すごく胸もあるらしいよ」
「貴方、私が女の胸の大きさなんて気にする男だとでも思ってるんですか?」
呆れたようにこちらを見る虚に何も返せず焦っていると、虚はにこりと笑った
「そーですね、じゃあ1回くらいは夜のお相手でもしてもらいましょうかね」
虚の言葉に凍りつく
彼女の前で何言ってんだこいつ……
「なーんてね、」
虚は深刻な顔をしている私の頭を軽く叩くと
「もしかして、ヤキモチ妬いたんですか?」
と意地悪く笑った。
一瞬でもモヤモヤしてしまった私は恥ずかしくなり
「早く仕事に行け!!」
と、勢いよく背を押した。
私が嫉妬なんてするわけない。
このあと噂のお嬢様に酷く嫉妬させられるなど予測もしていない私は、そんなことを考えながら元来た廊下を戻った。
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れい(プロフ) - ごえもんどらえもんさん» ありがとうございます!!これからも更新するので楽しみにしていてください笑笑 (2019年3月20日 23時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
ごえもんどらえもん - 松陽先生と虚に取り合われるとか最高すぎますしにます…!笑 松陽先生かわいい!! (2019年3月14日 19時) (レス) id: 6deee5d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 坂竹会長さん» ありがとうございます!これからもゆっくりですが更新していくのでよろしくお願いします! (2019年1月4日 8時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - リクエストのおこたえありがとうございますッッ!!とても続きが気になります。更新頑張ってください!∀! 失礼しました_ーд#_ (2018年12月27日 20時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 無事修理が終了しました…!!これでこの作品の更新についていけるのではないのかなぁと思います!今後とも更新のほうを頑張ってください…!! 失礼しました_;;ーд#_ (2018年11月27日 19時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れい | 作成日時:2018年7月18日 17時