洛陽決戦篇1 ページ25
ー銀時side
信女から虚についての説明を受け、俺は1人万事屋を見上げていた。
ヅラは、次は自分の番だと言った。
あれは松陽であり松陽でないものだと聞いて、酷く安心した自分がいる。
あの時あの場所で俺達に向けていた笑顔は偽物なんかじゃ無かった。
ヅラはAと会ったらしい。
きっとあいつはもっと前からあの男の存在を知っていたはずだ。
だが、俺達のことを考えて誰にも話す事はしなかった。
Aもあの男、虚の指示で動いている。
俺らを殺すように命令されたんだろうが、その命令に従う程の関係がAと虚の間では築かれているということだ。
その関係に口出しをするつもりは全くない。
あいつが俺達を殺そうとするなら真っ直ぐそれを受け止め俺も抗う。
だが、もしも虚がAを苦しめるなら、俺達がすぐに助ける。
あいつは攘夷戦争中もいつも俺達のことばかりを気にして、俺達を庇い大怪我をした。
その度にヅラが涙目になりながら怒った
何故お前は自分の命を大切にしない!
と、
その時Aはいつも笑いながら言った。
自分の命より大切なものがあるから
あいつは、Aは馬鹿なやつだ。
Aの事を考えていると、不思議と心が暖かくなる。
松陽の事を考えている時と同じ感覚だ。
「銀さん、いつまで外に立ってるんですか」
新八が俺に声をかけ、苦しそうに万事屋を見つめる。
「ほら、行くぞ。」
さて、これから俺はどうするか
84人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れい(プロフ) - うめれんさん» ありがとうございます!!続きもこれから書いていくのでよろしくお願いします! (2018年8月23日 9時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
うめれん - 続編おめです!続きがどうなるかわっくわくします! (2018年8月21日 20時) (レス) id: 3b762581a6 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ほのかさん» 前作から読んでいただきありがとうございます!!凄く嬉しいです!!!これから虚様ともっと絡むので楽しみにしててください!! (2018年7月1日 0時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 前作から見させてもらってますが、やっぱり面白いですね!(笑)虚様と夢主ちゃんのこれからも気になる、、、! 更新楽しみにしてます! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 4fff391cad (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - まっちゃあいすさん» ありがとうございます!!!応援していただけるとやる気が出ます!!頑張ります!! (2018年6月30日 19時) (レス) id: ab40bf5b47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れい | 作成日時:2018年6月30日 15時