弟組「藤北を暴きます！」

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【2 side】





「ニカ！ちょっと詳しく聞かせてっっ」

「いやそれがさぁ…」





今何を話しているかと言うと、千賀と俺が大変なことを知っちゃったかもしれない件について。

先日千賀から来たメールに衝撃を受けた。






《千賀：ニカ！！出かけてたら藤北が一緒に街を歩いてた！俺びっくりしちゃって動けなかったよ！！》






………ん？藤北が？

それって、2人で出かけてるってこと？

まさかあの2人がプライベートで一緒に出かけるかよ、
なんて思ったところで気がついた。





ミツと飲みに行った日、ガヤからミツに届いたメールの内容。

あれはまるで…一緒に住んでるかのような……







「ガヤからのメール、あの時は間違いかと思ったけどもしかしてあのふたりなんかある…？」

「な、ななんかってまさか…！？！？」

「ねぇその話俺たちも混ぜてよ」

「うわぁぁあ！？」






突然背後から聞こえてきた声に2人で肩を震わせた。






「なんだ、玉かぁ…びっくりした…」

「あっ俺もいるよ」





そこにいたのは宮田と玉森。

驚いた俺達が面白かったのか玉はふふふって笑った。






「それで？話のことだけど、藤北が一緒に出かけててメールのやり取りもしてたって？」

「あ、そうなんだよ…！」






どうやら2人は俺たちの会話を最初から聞いていたらしい。

宮玉は顔を見合わせると、俺たちに言った。







「実は俺らも見ちゃったんだよ…。ね？玉。」

「うん、この前……」







玉はゴクリと唾を飲んで話し始めた。

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