弟組「藤北を暴きます！」

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【2 side】





今度みんなでご飯行こうよ。

数日前、そう言い出したのはミツだった。





みんなで行くとなればもしかしたら何か藤北の新しい情報が得られるかも…？
そんな思いで弟組は「行く！！」と、
食い気味に返事をした。





そして全員の日程が合う日、それが今日。

以前メンバーと飲んだことのある店で待ち合わせらしいんだけどみんなきてるかなぁ。

店員さんに案内され奥の個室へ。
話し声が聞こえるから誰かしらいるみたい！





「おっまたせ〜」

「お、ニカ！」

「あれ？弟組だけ？」

「そうなんだよね〜」






中には玉森、宮田、千賀の3人だけ。
俺が来たことで綺麗に弟組だけが揃った。

みんな藤北を見れるチャンスだからって張り切りすぎて早く来ちゃったんじゃない！？(笑)






「とりあえず兄組が来たら、藤北を隣同士に座らせたいよね、横尾さんなら察して協力してくれるだろうから…ニカは宮田の隣！」






千賀に言われて宮田の隣に座った。
俺たちが思い浮かべる席順は


玉 | 宮 | ニ | 横
千 | 藤 | 北


こんな感じ！





「よし、これでニカが横尾さんを隣に座るよう誘えば藤北は必然的に隣に同士！」

「ないす千賀！」

「まぁ俺の隣はミツとガヤちゃんどっちでも問題ないね」

「おい宮田、お前挙動不審になったら許さない」

「へい！玉さん！」





隣に座らせるのはそんなに難しいことじゃないし、
きっと上手くいくよね。
まぁ、横尾さんが藤北よりも早く来てくれれば
すぐに解決することなんだけどっ！(笑)

さて、なにか収穫がありますように！





偶然にも先に弟組が集まったってことで、しばらく作戦会議を繰り広げて兄組を待っていた俺たち。





しばらくすると聞きなれた声と足音が近づいてくるのが分かった。

そして部屋のドアが開かれ、遂にその時がやって来た…

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