弟組「藤北を暴きます！」

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【T side】





そしてまたやってきた、７人での仕事。




きっと藤北が絡む時が来るはず…
合間の休憩の観察も欠かさないし、
極めつけはやっぱり仕事終わり！

何が起こるか楽しみだなぁー。





「どう？まだ変わった様子ない？」





コソコソと宮田が俺に問いかけた。





「お前嘘下手なんだからそんなコソコソしてたら怪しまれるだろ！」

「はっ！ごめん！」







セットの影から様子を観察してみるけど
ガヤはわったーとお話、
ミツはなにやらスタッフさんと対談中。

やっぱり人前じゃ絡むことなんてないみたいだ。







「んもー、つまんないっ」

「藤北もプロだからねぇ…」







それぞれ別で楽しそうに笑っちゃって、
堂々と２人で絡んじゃえばいいのに！！







「…………ん？」






今…あの２人……







「どうしたの玉？」

「今、目が合ってた…気がする、」

「目？」







ちらりとガヤを見たミツ、
そんな目線に気づいたようにガヤも目を合わせる。
だからといって笑い合ったり手を振ったりだとか
そんなことはないんだけど…

ただの偶然？
俺が藤北に関して敏感になってるのかなぁ。






うーん、と頭を悩ませていると
スタッフさんから撮影再開の声がかかった。







そして今日の仕事終わり、ある瞬間を目撃するだなんて俺たちはまだ誰も知らない…

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