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Episode 49 ページ3

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ホリデーが始まり、もうすぐクリスマス。
先生は学校での雰囲気では考えられないほどにダラダラと過ごしている。

もうすぐクリスマスだと言うのに何一つ変わらない日常を送る先生にため息をついて、


『じゃ、出かけてきますね』

クル「どこに誰と?」

『街にオクタヴィネルの3人と。』


なんて言うのは嘘だ、約束なんかしてない。
先生は過保護だから、1人で出かけるためにはこうしないといけないって今までの経験で学んだ。

反応を待っていると先生がふーん。と言って目線を戻した。


『っじゃあ行ってくるから!!』


先生はホリデーの最初の日が嘘のように思えるほど冷たくなった。
やっぱりあの言葉も嘘だったのかな。
私はやっぱり…

脳裏に浮かんだ夕焼けを断ち切るかの様に、乾いたドアの音が後ろで鳴った。









街はすっかり浮かれていて、みんな楽しそうなのに。
私には、あんなにも綺麗なはずのイルミネーションが色褪せて見えた。
ショーウィンドウを見てもピンとくるものがなくて、諦めて帰ろうとしたその時


「お嬢さん、もしかして病にかかっているのか…?」

『はい?』

「すまない、これじゃあただの怪しい人だね。
私の名前はオウルさ。君によく似た女性を知っていたんだ。そう、名前は…レイラ。」

『どうしてお母さんの名前を?』


この人はどうして私のお母さんを、病気の事を知っているのだろうか。


「フフッ、僕は君のお母さんの先生だったんだ。少し時間をくれないか?」


すぐ近くに店があるんだ。
そう言った彼に頷いて、私は小洒落たアンティークショップについて行った。


色々知りたい事がある。
お医者さんも教えてくれない病気の詳細。
そして、どんどん増えていくブロッド。

オウルさんは私をソファーに座らせて、紅茶を持ってきてくれた。


「さてと、どこから話そうか。」

『恋煩いについて教えてください。』

「君はもう愛を知ったんだね。」

『えぇ、とても大好きな人が居るんです。』

「なら、とても辛い運命が待っているだろうね…」


そう言ってオウルさんはポツポツと話し出した。





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カケオレ - 目から水がぁぁぁぁ😭最高過ぎました!ありがとうございました! (2022年4月24日 12時) (レス) @page16 id: 661d0ebc5d (このIDを非表示/違反報告)
悠希(プロフ) - やばいですって!!こんな感動したのは久しぶりです…😭ありがとうございます… (2022年1月31日 22時) (レス) @page15 id: afd5f610df (このIDを非表示/違反報告)
そーだ(プロフ) - 永奈さん» こちらこそ最後までお付き合い下さってありがとうございました!素晴らしいなんて恐縮です…次回作のアンケートを作らせて頂きましたので是非よろしくお願い致します!(( (2021年11月1日 9時) (レス) id: 87cef187bd (このIDを非表示/違反報告)
永奈(プロフ) - そーださんの作品、前作から読ませていただきました。ラストが本当に感動的でうっすら涙が出ました。こんな素晴らしい作品、作っていただき、本当にありがとうございました! (2021年10月31日 17時) (レス) @page15 id: 7f81985d43 (このIDを非表示/違反報告)
そーだ(プロフ) - あさん» わ〜ありがとうございます!そう言って頂けると作者冥利に尽きます! (2021年10月30日 17時) (レス) id: 87cef187bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そーだ | 作成日時:2021年9月15日 21時

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