殺し屋の女性と青年は今日も血と舞う【wrwrd】 (ページ3)

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ｷｨﾝｯ!ｷｨﾝｯ!と刃物と刃物がぶつかりあう。

この相手と戦って何分経っただろうか、

あっという間に俺は肩で息をしていた。

所々に傷があるが、相手にはかすり傷一つも無かった。

この緑のフードを被った男は一体何者なんだ。

それと、弟は無事なのか、

頭の中はその事で一杯だった。

――――――

ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ侵入者発見、侵入者発見、見つけたら直ちに抹殺せよ。

警報が鳴る。
今回は上手く侵入出来たと思ったが、監視カメラに映ってしまったか、

レオン「あっれぇー?見つかっちゃたよ?姉さん、どうする?」

弟が俺は問う。

『別れよう。戦力は落ちるが、その方が効率が良い。レオン、幸運を祈るぞ。』

レオン「…姉さんもね。」

俺はナイフを片手に床をおもいっきり蹴る。総統室は遠いが、コソコソとしてちゃいずれ誰かにバレる。

俺は気配を感じながら、廊下を走っていた。

…が、途中でナイフが壁に刺さり、幹部の誰かに気づかれた事がわかった。

俺は走るのを辞め、相手の動きを予測していた。

だが、いつもあたっていた予測が外れてしまい、頬に紅い液体が垂れた。

こいつは苦戦しそうだ。

口角を上げながら、俺はフードの奴と戦った。

―――――――――――

?「はぁ～意外としぶといやん、お前、結構な経験者やろ。」

男が俺にそう放つ。

俺は言葉を無視し、攻撃を仕掛ける。

が、簡単に避けられてしまい、今度は肩に傷を負う。

俺はこいつに負けてしまうのか。

負けてしまったら、弟に何があるかわからない。

弟は絶対に傷付かせない。

俺はまた集中し、相手に攻撃を仕掛けようとしたが、

?「ゾム～白銀の男倒したで～」

後ろから声が聞こえた。

白銀の男

間違いない、レオンだ。

集中力はあっという間にとけてしまい、俺は後ろを向いてレオン!!と、叫んでしまった。

気づいた時にはもう遅い。

俺はフードの男に手刀で気絶してしまった。