殺し屋の女性と青年は今日も血と舞う【wrwrd】 (ページ2)

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レオン「姉さん!今日の依頼は？」

明るく高い声で姉さんと呼ぶ一人の男性は女性に近づき話しかける。
声に気づいた女性は男性に振り向き、難しい顔して答えた。

『今日は我々国の総統のグルッペン・フューラーだ、野宿をする可能性がある。レオン、今から荷物の準備をしよう。』

女性がそう答えると、レオンと呼ばれた男性が嫌悪な顔をする。

レオン「総統ー?しかも我々国の?最近戦力を上げていそーだし、結構難しくない?」

男性がそう答えると、女性は仕方がないだろう。依頼は依頼なんだから。と言い放った。

(しかし、依頼は依頼でも、今回はかなり高度な依頼だ。レオンが言った通り、今回は無傷では済まされなさそうだ。)

女性はそう考えながら、バックに医療キットなどを詰めていた。

――――――――――

レオン「姉さん～準備終わった?」

我が弟は武器の大鎌を引きずりながら俺に質問をかける。
俺は終わったと言うと弟は目を輝かせ

レオン「今回は高度なミッションだね!その分報酬額も多いし!相手はどんな悲鳴で啼くんだろうね!」

と言った。
弟がこんなにテンションが高いのも無理はない。
俺は弟にこう言った

『さぁ、レオンよ、今宵も華麗に舞うぞ。』

俺は弟にそう告ぐと、弟は眼を交え、

レオン「わかったよ、今日も沢山暴れ廻ろうか。」

と、いつもの冷酷な声に変えた。

今日でこの会話が最後になるとは知らずに。