sweet dreams in the school

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お兄ちゃんの言ってることがすぐ分かった。




こんなに可愛い顔をしているのに、


ダンスは、全く別人のようにキレがあって、


迫力もあって、魅せ方も分かっていて。









『…す、すごい、』


ST｢ふぅ…良かった笑｣









ど素人の私から見ても分かる。


彼は、プロなんだってことが。









『そりゃスカウトされるよね…私もスカウトしたいもん』


ST｢どういうこと？笑笑｣









またふにゃ、って笑う。


もう、別人だ。









ST｢…その、どう？｣


『え？』


ST｢……あの、かっこよかった、？｣









ふと見れば、少し耳が赤くなっている。









『…かっこよかった、って言って欲しい？笑』


ST｢うん｣


『………っ、』









そう言って、私の隣に座ってきた。









ST｢…で、どう？｣


『…かっこよかった、私が今まで見てきたダンスの中で、一番かっこよかった。』


ST｢…よかったぁ、笑｣









すると、手持ちのタオルに顔をぎゅっ、と埋めて、


すごく嬉しそうにしたんだ。









…そうだ、気になってたこと。




『…にしても、なんで急にダンス見せたいなんて言ったの？』




今までだって見せる時あったのに。


なんで、急に今なんだろう。








すると、そのままタオルに顔を埋めたまま、


ぽつりと、言葉を零した。









ST｢…俺、寂しくて｣









…………え、？









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