十人十色 ページ8
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最近 スナックお登勢では、出稼ぎで地球にやって来た猫耳の天人、キャサリンを雇っていた。
けれども、その直後にお店のお金を持ち逃げされそうになったらしく、結局キャサリンはお縄についたそうで...
お登勢さんが心配になったわたしは、またスナックお登勢にお手伝いにやって来ていた。
そして、万事屋の3人がスナックお登勢にやってきた___
「ねぇ...銀さんの頭、ついに天然パーマからアフロに進化したの？天然アフロ？」
わたしは新八くんに聞いた。
すると、銀さんがツッコんだ
「誰が天然アフロだァァァァァ！！」
...と。
______________________
どうやら、銀さんがアフロになっていた理由はちゃんとあったらしい...
「...ヅラに会った？」
わたしは銀さんにそう聞き返した。
「てめーは知ってんだろ、あのヅラだよ、ヅラ小太郎.」
_____ガラッ
「ヅラじゃない！桂だ！」
と、銀さんの言葉を遮ると同時に、黒髪で長髪の容姿端麗な男性が入ってきた。
「A、コイツ、テロリストのヅラ小太郎アルヨ」
神楽ちゃんはヒソヒソとわたしに話した。
...テロリスト？ヅラ小太郎？
「神楽ちゃん、ちょっと違うよ！この人は桂さん、桂小太郎さんです」
頭に『？』が浮かんでいたわたしに新八くんが教えてくれた。
...桂小太郎...
！！！
「え！？あの桂小太郎さんですか！？」
わたしは目を輝かせた
「オオ！よく知っているではないか！」
...だって、
「わっわたし！攘夷四天王について調べていた時、その容姿が美しかったと言われる、狂乱の貴公子さんがとっても気になっていたんです！！」
そんな方とこんな所でお会いできるなんて...感激！
「お前、俺が白夜叉って知った時はそんな感じじゃなかったよね？なに？銀さん怒らせたいわけ？」
...と、銀さんはボヤいていた。
「そうか！ならば俺達と一緒に攘夷志士としてこの国を立て直さないか！？」
桂さんはそう言ったけど、
それに対してのわたしの答えはもちろん...
「いえ、それは結構です！」
と、ニッコリ笑って返した。
すると銀さんが、
「残念だったなヅラァ！Aは俺のモンなんだよ、コイツはもう俺専用のっ！ふごっ！！」
...なんか最低な事を言おうとしたのでその口を手で塞ぐ
「そうか...Aと申すのか...もう銀時の.」
「違います！」
わたしはすかさず桂さんの言葉を遮った
___これがわたしと桂さんの出会い。
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作者名：りず | 作成日時：2021年5月5日 23時
