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銀時の憂鬱 ページ40

【銀時side】


最近、Aが俺を見ていない気がする___

...
......

_____ガララッ

「おはよー...って、あれ?銀さんは?」

AM10:00
Aが来た。


「銀ちゃんまだ寝てるアル」


起きてるけどな

銀さんは布団から出たくないの


「え、さすがに起きてるだろうなって思ってたんだけどな〜」


起こしてAちゃん...


「あっA!たまご焼き作ってヨ!」

「いいよ〜ちょっと待っててね」


えっ 俺のとこ来てくれないの??


・・・


「きゃっほーい!Aのたまご焼き独り占めアル〜!」


くそっ

コレ今出たらたまご焼きに釣られて起きたらもうありませんでした〜残念だったね銀さん、みたいな感じになるやつじゃね?


_____ガラッ

「おはようございま〜す...ってあれ、銀さんはまだ寝てるんですか?」

おっ 新八じゃねーか

「あっ新八くんおはよ!銀さんまだ寝てるみたい」

新八くんなら銀さんのこと起こしてくれるよね

「まったくこの人は...でもちょうどいいや」

...へ??

「あの...Aさん、姉上から銀さんの前じゃ頼みづらいことを預かってるんですけど...」

「なになに?」

「姉上がAさんに『すまいる』のお手伝いを頼みたいそうなんですけど」

「『すまいる』のお手伝いか〜...うん、わたしに務まるかわからないけどい.」


_____ダダッ バンッ

「いい訳ねーだろォォォォォ!!」


「え、銀さん起きてたの??」


え、銀さん起きてたの?じゃねーよ!


「起きてるわ!てか何?お前何考えてんの?」


「エッ...だってお妙ちゃんの頼みだし、お手伝いだけならいいかなって」


「お妙の頼みとはいえキャバクラだぞ、いい訳ねーだろ!」


「どうして?だってお酒ついでちょっとお客さんのお話に付き合ってあげればいいんでしょ?」


...クッ 無垢な眼差し向けやがって...

Aの言うことはさほど間違ってはねェ...

けどよォ...


「オッ オマエ酒弱ェじゃねーか!話なんてろくに聞いてやれねーよ」


そ、そうだ...これが最もな理由だ。

べっ別に束縛とかじゃ...


「銀ちゃん、それ嫉妬?なんか見苦しいアル」


メシを食い終わった神楽がそう言った。


・・・


「いやいやいや、ンなわけねーだろ!...だっ大体新八!お前銀さんの前じゃ言えないってなに?俺がそんなに余裕ない男に見えんのか?」


「はい...銀さん今現在ソレです」





...は?

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作者名:りず | 作成日時:2021年5月5日 23時

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