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【銀時side】


Aは自分に起きた出来事を話した。


___「...それから、桂さんは泣いてるわたしに、銀時の所へ行こうって連れて行ってくれて...」


...Aの話は大体わかった


「ふーん...だから浮気じゃないと?」


俺はAにそう聞いた


「え?今の話聞いてなんでわたしが浮気疑われて言い訳してたみたいになるんですか?」


俺はAを見つけてからずっと機嫌が悪かった...


「銀時ィ、Aの今の話を聞いてそりゃないんじゃないかィ?」


ババアはそう言ったが...


((俺ァなァ...))


・・・


「俺ァなァ!高杉と会ってたこともそうだが...それより!今はそこに通りかかったのがヅラだったってのに腹立ってんだよ!!」


...なんで俺じゃねーんだよ

フツー俺だろ??

Aが泣いてて、それを見つけて優しく抱き寄せるのが銀さんの役目じゃないの??

なんなの?この作者バカなの?

てかなんであの爆弾魔にいい役あげてんの?


「...まさかアンタ、ずっとそんなこと気にしてたのかィ?」


バーさんにそう聞かれた。


「そうだけど?」


俺はそう返す。

Aは目をまんまるくして俺を見ていた...

それから、


「ふふふっ 銀さんそんなこと思ってたんですか!」


Aはそう言って笑った。


「...何か悪ィかよ...」


「いや...なんか...来てくれたのが桂さんで良かったなって思って!」


「はぁ!?お前やっぱり浮気か?」


「違いますよ!桂さんじゃなかったら銀さんがそんなこと言ってくれることなかったじゃないですか!」


・・・


Aは笑っていた。


ここへ来てやっと見せたその笑顔に俺の顔も緩んだ


「なんだい...その様子だと心配なさそうだねェ」


バーさんはそう言って煙草を吸った。




俺達は顔を見合わせて...


「んじゃ、迷惑かけちまって悪かったな」


「お登勢さん、ありがとうございました!」


と、それぞれ言って店を出た___

想い→←'



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作者名:りず | 作成日時:2021年5月5日 23時

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