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【銀時side】
___Aは俺の腕の中にいる。
ジーさんとバーさんの話を簡単にしたあともAの動きを封じた俺に対して、
___もォ!さっきまではすごく良かったのに!銀さんのバカ!___
と言ってAはすぐにふて寝した。
...ったく、お前はのび太かっての...
そんなことを思いながら俺はAの顔を覗き込む
...可愛い顔して気持ち良さそうに寝てらァ...
Aが起きないように、俺はそっとその唇にキスをした。
___偶然行き着いた墓でバーさんと出会い、バーさんの店でAと出会い、それから始めた万事屋に新八と神楽が入り、さらに定春まで仲間入りたァ、俺の周りもいつの間にか賑やかになったこった。
Aの頭を撫でながら少し前にAが神楽に嫉妬していたことを思い出す
俺もAが本当に手前だけを見てくれてんのか心配になるが、幾松との会話を聞いた時、その心配は要らねぇことがわかった
...でもなァ、俺もお前が思うよりお前のことが___
「...んぅ...」
俺がそんなことを考えていると、Aがモゾッと動いた。
「A?」
俺がAの名前を呼んでみると、
「ん?...あれ?銀さん?」
...なんて言って俺を見る。
「なに?お前この状態でふて寝したこと忘れてんの?アホなの?」
俺は顔色を変えずAにそう言った。
「えっ///...あっ///」
ようやく自分の寝る前のことを思い出したAは急に恥ずかしくなったのか、俺から目を逸らす
...が、
俺はAの顎を持ってそのまま軽いキスをした。
Aから唇を離すと、
「ッ/// 銀さん......もォ///」
なんて、照れてやがる。
このまま組み敷いてやろうかとも思ったが、楽しみは最後に取っておくとしよう___
「A、下に飲みに行くか?」
「え...じゃあ、うん!そうしよ!」
そうして、俺達はバーさんの店へと向かった。
______________________
「銀時、今月の家賃はいつ持って来るんだィ?」
「え、銀さんまだ払ってなかったの!?」
...違う店にすれば良かった...
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作者名:りず | 作成日時:2021年5月5日 23時